今日は折角なので休みを取って九州ツーリング。
博多から新幹線で小倉行きのこだまに。
全車自由席なので広い指定席車両へ。
小倉から日田彦山線で石原町という駅へ。
跨線橋がなく昔ながらの構内踏切を渡って改札へ。
この駅で列車は対向するのだが
背景は平尾台の西端の三菱マテリアルの石灰岩の採掘場。
早速自転車を組み立て8:15には出発。
いきなり上り。
最初は森の中の薄暗い山道をくねくね上る。
斜度はときどき10%近いところもあるが
概ね5%前後の比較的登りやすい道。
しばらく上るとだんだん視界が開けてくる。
5キロで約300mちょっとの上り。
サミットの吹上峠を超えると
目の前に日本三大カルスト台地がバーンと広がる。
行橋方面へ下る大きな橋が何本も眼下に見える。
ただこの下りはローリング防止の
凸凹舗装だらけであまり走りやすくはなかった。
そして300mの標高差を一気に下ると
地形はペタッと完全な平地になる。
振り返ると広大なカルスト台地の山々が。
だだっ広い田園地帯を抜けて行橋の市街地に。
この先補給しずらいのでコンビニでまだ早いがパンなどを買って補給。
行橋から国道496で南下する。
新しくできた伊良原ダムに向かって
綺麗になった道を走り徐々に標高を稼いでゆく。
伊良原ダムで記念にダムカードをもらった。
もう7月になろうというのに梅雨入りすらしていない北九州地方。
さすがに水位は少ないと思われる。
ダム湖の上流のほうは湖底が出ていて
昔の集落の跡と上に移転集落が。
この橋を最上流にして湖は終わるようだ。
湖が終わると野峠に向かって登りが始まる。
ところどころこういった小規模な集落が現れる。
先ほどの湖底の集落跡も
こういった感じの集落だったのであろう。
先ほどのように峠道にところどころ現れる小集落の
一つにこんな大きな旧家が。
天保時代の建築でやはりこの地区の実力者の家だったそうだ。
永沼家住宅として国指定重文になっている。
野峠への上りは10キロで約500mの上り。
やはり基本的には上りやすい斜度。
気温が30度くらいまで上がった北九州地方だが
この辺は標高もあるので比較的涼しい。
日陰は寒いくらい。
標高720mほどの野峠到着、12:30.
いよいよ大分県に入る。
ここから耶馬渓へ向かって下っていく。
1.5から2車線幅のくねくね道をどんどん下り
ここは猿飛の景という急峻な渓谷地帯。
ここまで来ると河岸段丘の上にある道路は
広くて走りやすいのだが
一段渓谷を見下ろす遊歩道に下りてみると
20mくらいの切り立った渓谷が見下ろせる。
ここは奥耶馬溪になるらしい。
守実温泉、ここから耶馬渓鉄道あとの
耶馬メイプルサイクリングロードが始まる。
もう13時過ぎなので食事をとりたかったのだが
平日の観光地の怖いところで
火曜定休の店ばかりで結局食事はとれなかった。
ここから中津まで38キロの自転車道が始まる。
荒れてるように見えるのは草刈り作業中のためで
この先は作業が終わって草がかたずけられて
非常に走りやすい路面状態がほぼ全線にわたって続いていた。
さすがにモルタルかコンクリの補強はしてあるが
こんな垂直の切通しを通ったり
こんな鉄道時代をほうふつさせるトンネルも多々ある。
ただ前述の通り道路の管理状態はすこぶる良好。
駅の跡を通ったり
川を陸橋で渡ったり
この橋は旧耶馬鉄道の橋が台風で壊されたので
修復再建したものらしい
ナロー時代の橋台跡があったり
耶馬渓の奇岩ふところを走ったり
青の洞門付近までは完全に車道とは隔離された川の対岸を
トンネルや切通しを駆使しほぼ平坦で
20キロ近く変化のあって楽しい
ある意味ヤバい自転車道が続く。
やっとホットドッグだが食べれた。
耶馬渓橋、この辺からは
おもに歩道と兼用になる。
ただ道幅は広く比較的走りやすいので
わざわざ車道を走ることもない。
その後一旦また専用道になって
国道から離れて県道102のほうへ向かい
県道と合流する。
中津市街に入っると県道102の歩道兼用になるのだが
それでも十分広くてスピードを出さないのであれば
充分な感じだが
まあ下りベースでずっと30キロ以上で走れる道なので
車道に出て中津駅まで走る。
そしてソニックで博多に帰る。
博多駅の名島亭で博多ラーメン。
空港で早くチェックインして
自転車を預けたのち
空港近くの月の湯という温泉へ。
空港から歩いて行けるということで
歩いて行ったら20分近くかかったので
帰りはバスで帰ってきた。
そして博多の上空へ!
走行距離 111km
獲得標高 1200m
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