乗り場が八甲田丸のすぐ先にある青森シィライン。
ポーラスターと言う船がドッグ入りのため
仏ヶ浦観光船のニュー下北での代船となっている。
これで津軽海峡まで行くのかぁ。
中はボロイが見晴らしはなかなか。
雨模様の天気なのが少しもったいない。
ちょっと自信がなくなったので
カウンターに置いてあった酔い止め薬を飲む。
50分ほどで下北半島の下側の突端の脇野沢に到着。
これはクジラのような格好の鯨島。
この航路での最大の見せ場の仏ヶ浦。
観光船も何隻も接岸している。
でも思ったより規模が小さかった。
最初は手前の牛滝で下船し観光船に乗って
仏ヶ浦観光してから牛滝から走り出そうかと思ったが
雨がまだやまないので仏ヶ浦を越えて
一気に佐井まで乗船することにした。
小雨は降っているが視界は割合とよく
景色を楽しんでいるうちに
あっという間に2時間半の航海は終了。
佐井でとりあえず腹ごしらえ。
昆布ラーメン。
旭川でせっかく買った合羽を使わないのもそんな気もしたので
少し休んでから合羽を着て走り出すが
もう雨もほぼ小雨で大した苦労もなく
大間に到着、まだ14時なので岬まで足を延ばす。
やはり曇りながら視界は良く海の向こうの北海道は良く見えている。
夜は当然マグロ丼。
23日の走行距離 18km
明けて24日はご覧のような晴天。ちょっと暑いくらい。
ずっと海岸線を走るが思ったよりアップダウンはある。
見晴は最高で北海道は函館山から恵山岬まで全部見える。
1時間ほど走って下北交通大畑駅跡で少し鉄分補給。
三角形の下北半島の2辺は通過したので
(脇野沢は船で、大間崎)
残るもう1辺の尻屋崎へ向かう。
海沿いなのに森の中の1本道で海は時々しか見えない。
大畑から1時間半ほどで尻屋崎の手前のゲートに到着。
この辺一帯は寒立馬と言う地場馬の牧場となっていて
道路を平気で歩いている。馬糞にも注意。
ここが本州であることを忘れてしまうような
トロピカル感漂った尻屋崎。
ここは先ほどのような道をかなりの距離走らないと
たどり着かないが(しかもアップダウンはそこそこある)
絶対にお勧め!
昼はここで豚丼。
北海道とは異なり塩カルビ味だった。
尻屋崎からむつ市まで数多くのアップダウンを越えて
恐山へのヒルクライムが始まる。
むつ市では自転車を始めたばかりと言う人が話しかけてきて
恐山の外輪山の交差点を左に曲がってさらに上ると
釜臥山展望台があるから時間があればと言われたので
それもありかなと思いつつ。
ただ疲れもあってペースが上がらないが
一人に抜かれたのを機に火がついて
その人を抜き返して結構頑張れた。
外輪山から急降下恐山の中へ。
団体観光客であふれている霊場は今回はパス、
と言うことで温泉もなし。
すぐに引き返して外輪山への急坂を上り返して
展望台への道へ曲がる。
急坂はずっと続いていて9-10%超が繰り返される。
ほどなくして恐山展望台。
雲が出てきてしまったがでも来てよかった!
すぐに陸奥湾展望台。
ここからちょっと下ってまたすぐに急坂登り。
やっと釜臥山展望台の所の自衛隊のゲート。
2年前にこの門から先が開放されて展望台ができたそうだ。
実はこの手前で上から動物が下りてきて
すぐ目の前に降り立ったので鹿かと思ったら
なんと自転車大の熊だった。
こちらを一瞥するとそのまま通り過ぎて行ったので良かった。
がここの門番の話だと
まあこの辺だと普通なので気を付けてということ。
ただヒグマと違い月の輪は人を襲うことはないので大丈夫と。
最後のコンクリ舗装の激坂。
展望台に着いた。標高は780m位あって
恐山から550mほど登った。
残念ながら雲が出てしまって
この脇野沢方面以外は視界はなし。
そして帰りの時間も迫ってきたので
すぐに引き返して下る。
さっきの熊の場所は下りなのであっという間。
大湊まで下って上を見たら
なんと雲が晴れて先ほどの展望台(自衛隊のレーダー)
が良く見えている、残念。
釜臥山から40分少々で大湊駅に到着。
これで妻クリングも含めた北海道からの長い旅も終了。
18:11発の青い森鉄道八戸直通の快速しもきたに乗り込む。
八戸から東京行き最終のはやぶさ38号で帰京。
24日の走行距離 145km
獲得標高 1950mで結構の山岳コースになった。
補足
今回今までの写真にも写っているように
バイクパックで行ってみたがに流石に
SLRのチタン中空レールには負荷が強すぎたようで
最後の最後、釜臥山の下りでバチンと言う音とともに
サドルレールが破断した。
がまあガツンと座らねば大丈夫だったのと
もう数キロで終わりだったのでそのまま走り切った。
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