ツールド沖縄130km

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11/11 8:35予定通りにスタートの号砲。
集団やや後方、左にはあじゃさん。
郷田さんや笠間さんやもりしま様、谷田貝さんも
集団にいるはずだがどこかわからない。
しばらくトンネルが続くが集団後方では
急ブレーキがかかりリスクが大きく
最初の山岳の上りもあるので道が広くなったところで
前に出て前から3列目あたりに陣取る。


与那で右折し、いよいよ最初の山岳が始まる。
標高差350mのこの峠を集団先頭付近で始めて
集団後方まで下がりながらクリアしようという作戦。
予定通り集団最前列で上り始める。
が今日は異常に調子悪く思ったように登れない。
それでもインナーローを駆使しなんとか集団に残り
山頂山岳ポイントで3分遅れのコール。
あじゃさんは後方で見えなくなってしまった。

先頭付近は30人くらい先に行ってしまってるようなので
まわりの10名くらいで追走集団を形成。
すぐにあじゃさんも合流。
どんどん集団は前走者を飲み込み70名規模に。
GIROのこばけんさんなんかも混じっている。
かなり良いメンバーで45km~50kmをキープし
辺戸岬の上りでも集団はあまりばらけないで
70名規模をキープしたままやんばる西海岸を快調に飛ばす。

ここで問題発生。
後ろ側のボトルケージのねじが緩み今にも外れそうである。
仕方なくボトルの水を全部捨てねじの脱落防止のため
空ボトルをケージに突っ込む。「最後まで外れないでくれ!」
しかしこの長距離のレースでボトル1本はきつい。

やがて大集団のまま2回目の山岳へ突入。
やはり異常に調子悪く思ったように登れないが
つき位置キープで集団についていく。
今回はあじゃさんも集団内に留まっている。
2回目の山岳賞山頂通過「先頭より5分」のコール。
給水所でボトルを2本受け取り1本は仕方なく背中に入れる。
あじゃさんが「ボトル大丈夫?」心配させてすまん!

ここで200kmの先頭集団(一人は逃げていた)が追いついてきて
集団は混乱し完全に崩壊してしまった。
ここから阿波にむかってのDH は200kmの追走集団とおぼしき
集団と一体になって下る。
200kmの選手は下りもうまい。常に70km/h以上をキープ。
気持ちよく走ることが出来た。

阿波からは高江に向かっての登りが始まるが
ここで足が攣って脱落。あじゃさんも脱落組みにいた。
だがあじゃさんはこの塊の前のほうだったため
集団の再結成の動きが出てそれにうまく乗って加速。
しかしあゆは後にいたためその列車に乗れず。
のこったメンバーと協調しようとするが力の残ったメンバーがいなくて
切り捨てて仕方無しに単独で走る。
気がつくとあじゃさん集団は遥か前方。当方単独で差は開くばかり。
終わったか?目標をとりあえず完走に下げかなりペースダウン。
ここまで80km。両足が攣り、高江の関門の時間も気になってくる。
「こんなつらいレース2度と出るもんか」と思いつつ
11:28高江関門通過。おそらく先頭に20分遅れ。
単独なのでスピードが上がらない上に200kmの後続に
追い越されるがスピード差がありすぎてそれに乗ることも出来ない。
絶体絶命のピンチ!
足が痙攣中のため漕げないので出来るだけ空気抵抗の少ないフォームで
海まで下ったところでまさに救いの神。
20人くらいの集団が出来た。追走の千切れの更に千切れ集団である。
平良関門11:50通過。「もうつき位置しか不可能です!」
「みんなそうだ!」「足が残ってるやつは出来るだけ前を引こう!」
みんなで協調しながら最難関の3段坂へ。
1段目標高差50m、2段目80m。集団崩壊。
3段目、給水所でボトルをもらい足が再び攣らないように
これ以上ゆっくり走れないくらいのペースで登ることにした。
23Tまでしかないギアが恨めしい。

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「あゆさん!」なんともりしま選手が追いついてきて
「ここをクリアすれば海ですよ、最後ですよ!」
とさわやかにしかも軽々と周りの全員を抜き去っていってしまった。
高江の関門の時間から言って、チームでの生き残りは
ああゆとあじゃさんの二人かなと思ってただけに
驚いたと同時に残っていた力をもりしま選手に全部吸い取られた気がした。

しかしこの最低速度走法は意外に効率がよいのか23Tまでしか無いせいか
追走の千切れの更に千切れ集団の先頭に出、更に引き離し
前の集団になぜか追いついた。でもあじゃさんいない。
頂上で観客に紙コップで水をもらい一気に飲んで
源河への下りを攻めに攻めその結果また周りは数人だけ。

そして「海だ!」「源河の最終関門だ!」
ゴールの名護に向かって左折。隣にいた人とハイタッチ!
交通規制で渋滞している対向車を左に見ながら走る。
前に結構大きい集団発見。追いつくべくアタック!
何人かついてくるがかまわず踏む。
45km/hでがんがん踏む。後ろは全員ちぎれた!
集団ロックオン!「!!」
集団最後尾でふらふらしている人?「あじゃさんだ!」
集団に追いついてあじゃさんと話していたら
せっかく追いついた集団に行かれてしまった。
追いかけようとしたがあじゃさんは無理みたい。
でもせっかくだからあじゃさんと一緒にゴールすべくあじゃさんを待つ。

二人で並走しながら名護のへの10kmを普通にツーリングペース。
あと1km、500m、300m、200,100,50・・・・
二人で高々と手を組んで「ゴール」。
とりあえずコーラ飲みてエ!

結果4時間18分04秒であゆ150位、あじゃさん151位。
もりしま選手(いや、もりしま様)に6分離された。
結局Inner-Lowは出走6名中完走3名。
みんな時間的にきつい高江の関門の餌食になっていた。
130km全体でも今年は前半の強烈な向かい風のせいか完走者が1割ほど少ない。

目標の4時間以内には遠く及ばない成績だったが
とりあえず2年前のリベンジは最低限果たしたかな?

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コメント(5)

完走おめでとうございます、去年の自分の走りがオーバーラップされてきました。みんなの話が聞きたいです。

調子が良くなくコバンザメ走行しか出来ないような情けないレースでしたが異常に疲れました。レース中はこんなこと二度とやるものかと思いましたが、今度はもう少しちゃんとレースしたいなと思ってます。しかしチームメイトが同じレースに何人もいるのって心強いですね!

ツールド沖縄おつかれさまでした。

去年高江TimeOutだった私が無事完走できたのも、
ヤビツ城南錬で鍛えていただいた、あゆ先輩始め、
Inner-Lowみなさんのおかげです。本当に感謝です。

来年はInner-Lowトレインで豪快にダウンヒル&平地巡航(千切り合い?)しましょう。

登りは貧脚ゆえ、強制途中下車させていただきますが…。

なんだかんだで完走おめでとうであります。

夜の、お馬鹿なVlaams系宴会は紳士なInner Lowな方々には多少?キツかったのではないかと心配であります。

我々だけで盛り上がってすまんでしたとお伝え下さい。

もりしま様>
来年は君がエースですぞ!本当に次回はもう少しレースをしたいですね。もりしま様も次回は完走狙いの走りは許しません!
本当はあの場所で完全に挫けて止めちゃおうかなと考え始めてたところだったので仲間に会ってちょっと励まされたんだよ。自分的には今年は諸事情によりあまり追い込んだ練習が出来なかったのと順位を狙った故の脱落だったのでまあ納得はしていますが。またみんなで練習して今度は上位を狙いましょう!

36号様>
来年はレース出ましょうよ!今回はチーム員がブラームスにお世話になりました。ハシケンさんによろしくお伝えください。

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このページは、ayu2が2007年11月11日 23:55に書いたブログ記事です。

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