そして二日目である。
普段はバイキング方式ではないのかと思うのだが
コロナ騒動もあって前日に洋和食どちらかを聞かれ
当日朝レストランで部屋番号を言うと朝食が出てきた。
洋食だがかなりのボリューム。
3月にオープンしたばかりだそうで記念に
美唄産の新米のサービス。
2号だが自転車だと少々重さがこたえる。
8:00少し前に出発。
今日向かったのはまずここ。
美唄鉄道の東明駅跡。
駅舎と
え
ホームと蒸気機関車が保存されている。
4号機は国鉄4110の自社発注機で
4110形としては国内唯一の保存機。
線路跡はかつてサイクリングロードとして整備されていたのだが
この駅の前の100mくらい以外は放棄されていて
通行禁止になっている。
ちなみに美唄鉄道は昭和47年に
蒸気運転のまま廃止になっている。
途中の橋などは
鉄道時代の橋梁を補強してあるのだが
ちょっと予算をかければ
まだまだサイクリングロードとして使えそうだが
まあほとんど使う人もいないのであろう。
そして美唄から12キロは度走ると
突如よみがえる竪坑櫓2機。
右に原炭ポケットも含めて
定期的に整備されているようでかなり状態は良い。
看板の手前側が美唄鉄道の終点の常盤台駅のあったあたり。
ただ訪れる人はかなり少ないようで
(コロナ騒動でさらに少ない)
クマ注意の看板が至る所に。
かつて都市としての規模を誇った常盤台地区も
今はほぼ無人地帯である。
ただ途中の盤の沢辺りは
露天掘りの鉱山が数件あって今も採掘は続いている。
再び美唄に戻り昨日の国道をまた戻って
道道三笠栗山線を走る。
途中国鉄万字線の萱野駅の跡。
ここは駅舎をライダーハウスとして使っているようだ。
本当は栗山までこのまま走る予定だったが
萩の山スキー場前のセイコマートで休憩したら
気が変わってそこから左折して
美流渡、万字方面へ行くことにした。
途中の朝日駅跡。
ここはなぜかB20が保存されている。
こいつは小樽築港にいたやつらしく万字線には全く関係ない。
ただB20の保存機は梅小路の1両あるだけで
貴重なのは間違いない。
この万字峠へのルートは札幌あたりからの
ちょうどよい日帰り峠サイクリングのコースらしく
ロードバイクとよくすれ違う。
たしかに車も少なく快適なサイクリングコースである。
そしてかつては多くの乗降客でにぎわっ美流渡。
店くらいあるだろうと思ったらやっているかよくわからない店と
自動販売機をやっと見つけられただけで補給は失敗!
美流渡は一応、町としての体裁は残っている。
町はずれの万字線鉄道資料館に行ってみたのだが休みみたいだった。
そして道はだらだらと登り始め万字駅跡。
本当はこの横に郵便局の建物があるのだが
そいつが駅舎をそのまま使ったものであるそうで
急遽コース変更してきた道なので
この辺かなりリサーチ不足。
そのあとこの激坂、未舗装道路を通って
この万字炭山森林公園まで登ってみた。
やはりリサーチ不足で
終点の万字炭山駅跡は通り過ぎてしまった。
再び道道に戻り万字炭鉱の炭住街。
かつては5千人規模人口を誇っていた
万字地区もほぼ無人。
この炭住たちもホテルとして再利用されているようだ。
ここから万字峠へ向かって本格的な登りとなる。
北海道と言え6月中旬なので晴れると日差しは強い。
気温は20度を大分下回っているとはいえ登りは結構暑い。
万字峠は10キロほどで約500mほど登る。
須甲氏のボルトこのように岩見沢方面の視界が開ける。
ピークと市境はずれていて
どこが本当のピークかわからない峠を越えて
夕張へ下る。
夕張炭鉱や本町もすっかり緑に飲み込まれた。
石炭博物館に寄った。
模擬坑道は去年の火災からまだ復帰できていなくて
見ることができないので今回は無料のところだけ見学。
ここだけでもちょくちょくテーマを変えて
展示しているので見る価値はある。
駐車場そばの石炭の大露頭や天龍鉱斜坑などは
火災の影響か柵の外からちょっとしか見れなくて残念。
そして昨年の建装が嘘のようになった夕張駅・・・ 跡。
駅舎自体はレストラン併設だったので健在なのだが
レールは真っ赤にさび列車が来ないことを物語る。
若菜まで夕張線と並行してい夕張鉄道跡の
サイクリングロードを走るのだが
夕張線はレールは外されていないのだが
線路上にはルピナスの群生が生えまくっていて
なんだか細長い花壇のようになっている。
若菜の立体。
かつて鉄道同士の立体交差も
ついに両方とも廃線になってしまった。
その後道道の夕張トンネルを超え
かつてのサイクリングロードをたどって
錦沢のスイッチバック跡まで行こうかと思ったが
さすがに春先を過ぎてしまって
このようにやぶ化していて
行くのをあきらめた。
道道を下って新二股駅跡の駅舎。
かつては何かに使用されていたらしいが
今は無人のようだ。
さらに下るとバリバリの現役の建物だが
何か怪しい形。
調べてみるとやはり継立駅の駅舎の再利用だった。
先ほどの道をそして下りきって栗山。
栗山公園の夕張鉄道21号機。
公演は結構家族連れでにぎわっていて
この21号機も当然大人気。
夕張川の川沿いに北の錦の小林酒造の倉が連なる。
もう一本遅く左折すれば下に見える平たんな道だったのに
山裾の緩やかなアップダウンの連続する道を選んでしまった。
ただ足には地味に来るが下の道と違って
車はほとんどなく景色も当然良い。
そしてながぬま公園の夕張鉄道25号機。
そして上野幌方面へ向かうのだが
ここも車どおりは少なく結構快適に走れる。
そしてエルフィンロードをちょっとだけ走って
そして北広島で今回のツーリングは無事終了。
輪行して新千歳空港へ向かう。
いつもは混んでいる千歳空港のけやきだが
今回は空港自体もガラガラで
待つこともなく
バターコーンラーメン!
陳腐と言われようとやっぱり札幌ラーメンはみそだね!
走行距離 145km
獲得標高 1200m
今回は美唄炭山を除き
大夕張ー桂沢コース
と
万字峠コース
という2本の札幌からのメジャーな日帰りコースを
たどってみたサイクリングになった。
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