クーラーの配置特徴的なモハシ改造のモハ180.
中でもこの54号車は改造時にベンチレーターが追加されず
また車端の換気扇も旧客室側にしかない変形車。
ただしクーラーの配置は厳密にはモハシのままでなく
旧ビッフエ側の二つを中央寄りに移設している。
この車両は経歴も少し変わっている。
昭和33年ビジネス特急「こだま」のビッフエ車として華々しくデビュー。
東海道新幹線開業後、山陽に流れたが
相棒のモハ181-4を100番台新製車のモハ180-115にとられ
しばらく休車となる。
45年10月にモハ化改造されると同時に新しい相棒モハ180-25を
モハシ180-11から譲り受け復活!
47年に新潟にやってきて、そして51年に廃車となる。