昭和39年とき増発用先頭車として発注された
クハ161-5として161系最後の増備車
しかし151,161系の181系化改造計画によって
落成時にはクハ181-45として昭和40年落成。
大型の跳ね上げ式のボンネット点検蓋と
ショートスカート、丸タイフォン穴の組み合わせは
クハ181-44とともに昭和40年落成車だけ。
このクハ181-45は1月から「とき」用の先頭車として
活躍し44年の「とき」車新潟一括転属以後
最後まで新潟を離れることなかった生粋の雪ん子。
モデルは上越新幹線開業の昭和57年11月直前のころ。
このころはクーラーキセなどがグレーに塗装されていて
へたったシート、不安になるくらいの横揺れもあいまって
本当に老朽感が漂っていたものである。
昭和61年除籍後、長く上沼垂で保存され
鉄道博物館開館に伴い同館に移され保存されている。
KATOの181系シリーズは1976年発売であるが
基本的にプロポーションは悪くなく
40年以上たった今でも充分スケールモデルとして通用する。
最近レジェンドコレクションで151系が発売されたが
顔立ちなどはこの181系のほうが似てる気がする。
KATOのクハ181はクロハ改造の50番台であり
正調のクハとは車体長や窓割が異なることは有名。
したがってクハとサハを切り継ぐ定番の加工を行った。
種車は80年代後半のクロハの発売時に再生産されたクハと
80年代前半の生産のサハを組み合わせた。
この間にボディの成型色(クハはクリーム、サハは黒)や
ウエイトの止め方など細かい改良賀されていて興味深い。
実際の車体長の違いは500mmで1/150だと3.3mmだが
製品は中間車の長さに合わせてデフォルメが入っていて
約8mmの延長となった。
スカートはステップ下を切り詰めショート化の上
タイフォン穴のディテールを埋め新たに開けなおし
GMのスノープロウをつめて取り付けた。
運転席上のホイッスルカバーはときセットの部品。
加工後全塗装を行ったがクリームは
GMのクリーム4号だと他の車両との違和感があるので
西武イエロー、クリーム1号などを加えて他の車両に合わせた。
窓周りはGMの赤2号そのまま。
あと、一時期ライト周りが銀に塗られていたことがあったので
作例もそうしてみた。
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