昭和41年新製、44年「とき」新潟受持化以後
実質生涯を新潟で過ごした車両。
「とき」の廃止と同時に運用離脱。
181系の新製車グループである100番台はDT32系の台車を履き
少し近代的な外観のグループである。
スカートの小型の小判型タイフォン穴が特徴なのだが
100番台車は転属や車種間改造などが少なかったため
外観がどれもほとんど変わらなく写真等で車番特定が非常に難しかしい。
長野の車両はバックミラーが綺麗に残っていたが
新潟の車両は雪の為かこのように支柱だけ
さびしく残っている車両が多かった。
模型は前述の通り100番台車なら何番でも良かったのだが、
とりあえず41年製最終番号の108号車と言うことで。
80年代の生産のクハと、最新の「しおじ」ロットのサハより。
定番どおり運転席次位の窓から切り継いでオリジナルクハ化。
ボンネットの開口部のディテールが浅いのでカッターで筋を深くし
また写真では解りにくいのだが跳上式の天蓋も筋彫りした。
ついでとばかりボンネット部の手すりをつけ
更にワイパーやバックミラーステーも取り付けた。
初期生産のクハなので運転台窓にワイパーのモールドがないので
このようにワイパーをパーツとして後付するとき助かる。
ここまでやるとややオーバーディテール気味だが末期の181系の
少々くたびれて往年のスマートさが影を潜めていたときのものとしては
悪くは無いと思うがいかがだろう。
先頭部の赤帯はやや失敗気味。
愛称板のシールはクロハについていたものを貼ったのであるが
少々左右のサイズが小さいのでそのうちに変えようかと思う。
最初は洗面台の窓を大型化するだけでよいと思っていたが
前述のクハ181-45を切継でオリジナルの長さにしたとき
<a href="http://ayu2.com/train/2008/04/181-3.html" target="_blank">クロ、クロハ改造車の寸詰まり感が漂う姿に比べて
オリジナルクハの余裕あるサイドビューがよかったので</a>
以後もオリジナルクハは切継で作成しようと思う。
レジェンドコレクションの151系のクハを使う手もあるのだが
アッシー部品の発売がない上、顔が旧製品である
この181系のほうが好ましいと思う人は多いのではないだろうか。
本当はこの時代のKATOの製品はホイールベースも異なるので
台車をもう少し車端よりに移設せねばならないが
ドアなどとの位置関係を詳しく見なければあまり目立たなく
走行性能やカプラー等の問題も多いのでそのままである。
こうして我が家の181系は徐々に在籍数を減らして行くのであった。
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