新潟で末期までロングスカート、帯無だったのは
このクハ181-7ただ1両のみ。
昭和36年東海道特急大増発のため新製され
39年新幹線開業で東海道を追われ山陽へ。
さらに47年に新幹線岡山開業で向町を追われ
新潟にやってきた。
ミラーが綺麗に撤去されていたり連結器カバーが赤1色だったり
山陽の面影を強く残している。
ただロングスカートの裏にダブルのスノープロウを
装備してあって足回りが少し重々しい。
この車を含めて東海道時代に新製されたクハは
全車昭和50年から51年にかけて廃車になった。
さすがに東海道、山陽と長距離の仕業が続き
老朽化も早かったのであろう。
相も変わらずKATOのクハとサハの切り継ぎ。
KATOのクハ181はボンネットの開口部の
ディテールが薄くこのような帯無車ではあっさりし過ぎるので
筋彫りをしてはっきりさせた。
35年~37年車に特徴の撥上式の天窓は
0.3mmのプラ版より。
ダブルのスノープロウはGMのパーツをスカート下に接着。
なにかGMカラーの赤2号は明るすぎるような気がしたので
少し調色してから吹き付けたのだが
逆に数十両ある我が家の181系の中で
一番窓回りの濃い車両になってしまった。
クリーム4号も含めてKATOの車両も
色がロットごとに異常に異なるし
クリームも赤も隠蔽率が低く思った色にするのが
意外に難しいのがこの旧国鉄特急色である。
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