元パーラーカー、クロ151-10(クロハ181-10)。
この車とクハ181-10は乗務員扉上の水切りが
なくてどことなくスマートに見える。
昭和36年製のこの車両は
昭和47年に山陽を追われクハ化され上越にやってきた。
50番台車は基本的にショートスカート化されているのだが
この車両だけは何故かロングスカートのままだった。
九州乗入改造車ではないがタイフォン穴は
オリジナルではなくクハ1次車改のような離れたタイプ。
昭和47年以降のオリジナルクハの新潟転入車は
基本的にスカートがロングのままだったので
あまり目立つ存在ではなかったが
昭和53年9月まで生き延び50年の大量廃車のあとは
最後のロングスカート車として東海道の面影を伝えていた。
この車両も向日町でミラーの撤去が行われており
支柱を含めミラーは付いていない。
模型はKATOのクハ181よりのディテールアップ。
50番台車は切り継ぎがいらなくて楽ではある。
ただしオリジナルクハより実車で500mm短い車体は
KATO独特のデフォルメで更に3mm程短い。
スカートはタイフォン穴のディテールをいったん埋め
離れた位置に開けなおした。
後乗務員扉上の水切りも削った。
他のディテールは7号車に準じて工作した。
アップで見ると赤鉢巻のマスキングは
マスキングテープでなくセロテープなど使ったほうが
シャープになるのではないかと思う。
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