ワールド工芸のC53流線形キットが手に入ったので組んだ。
キットは2010頃に発売された精密ギアになった2代目のキット。
この車両これからおそらく再生産掛かっていないので
貴重と言えば貴重、人気薄と言えばそうかもしれない。
早速説明書通り組み立てるが
説明書のA1-2(下回りとねじ止めするための部品)ががつくところの
ボディの内張りの各穴が開いていない。
不良品か?
でももうメーカーに問い合わせてもまず在庫ないと思われ
まあ何とかなるだろうということで制作続行。
とりあえずどんどん組んで行って
上回りは巨大な煙室のロストパーツを
仮止めして幅を確認(A1-2パーツがないから幅も現物合わせ)
足回りも組み立てて
余計な半田が回らないように
マスキングテープを挟んで上下をネジで固定してから
高さを現物合わせで合わせて
このようにA1-2の幅を詰めて(先ほどの煙室パーツで幅は確認)
とボディ内側を慎重にかつ頑丈に芋付けして対処。
気になるポイントを通過したので
どんどん組み立てる。
煙室のロストパーツは半田付けして
先頭部とロストのスノープロウも取り付けて
あとは手すり類も取り付ける。
そしてテンダーモータの動力部も組み立てる。
いつもは先にこの部分だけ塗装してから組み立てるのだが
C53流線形はこの部分テンダーをかぶせると
全く見えなくなるので塗装はしない。
精密ギアになってから組み立ての手間は増えたが
走行は格段にスムーズになった。
そして塗装。
色はガイアのつやありブラックを基本に
インディーブルーやライトシルバーなどを少々入れて
単なる真っ黒にしないのはいつも通り。
そして前照灯も点灯化させるので
ロストのパーツをルーターでさらって
0201LEDチップを入れて
配線は前から出して
細いステーに沿って這わせて
取付穴を少々拡大させて車体内部に引き込んだ。
ロッドを付けてスムーズに転がるように調整して完成!
プラ車体のため幅広な有井の製品と比べる。
ほぼスケール通りの幅らしくかなりスマート。
ちなみにワールドの2代目は初代と比べて
動力などが変わっただけでなく
テンダーのディテールも違うらしい。
テンダー側板後部上部に
給水用のハッチがなくなった
昭和10年以降の仕様になったそうだ。
ちなみに有井製品は昭和9年以前の給水ハッチがある仕様。
と言うことで完成。
通常の大型蒸気より流線形はパーツも当然少なく
あっという間に組みあがる。
動画でもある通り背の高いテンダーにウエイトをたくさん乗せられるのもあって
牽引力も充分とは言えないもののまずまず。
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