ちょっと積キットがまた増えてしまったので消化。
今回は6000形電気機関車。
東海道横須賀線電化に際して1923年に6両輸入された
デッカーの一族なのだが
6000形のうち600-6002の3両は
横浜港で関東大震災に遭遇水没し
引き上げ英国に引き返し再制作された機関車。
デッキ付きの左右非対称ボディの
他のデッカーとは異なった外観を持つ。
2両が戦後横須賀線に舞い戻ってきて
1970年ごろまで久里浜の主として君臨していた。
デッカー最大の難関はこの側面ベンチレーターの半田付け。
EF50(8000)でもさんざんやったのでだいぶ慣れた。
出来た。
再入国が2年ほど後なので
EF50の1次改造後のように
1段増えた4段ベンチレーター
反対側は窓の数が多くベンチレーターも1段。
実はこの1段のほうが
パーツが小さく半田付けは難しい。
あとは車体をどんどん組み立てる。
ちなみに点灯化のために
前照灯はくり抜くのだがその過程で
1個ぶっ壊してしまったので
キッチンの中型前照灯に取り換えた。
兄貴分とでもいうべき8000(EF50)と並べる。
台枠部分はこの通り独立したパーツで
この辺りはEF50とは作成手順が違うが
マスキングの手間は省ける。
デッキを含む台車も組み立て終了。
やはりEF50(8000)と同様
このデッキ回りはパーツが細かく意外に難しい。
一旦車体を載せてみる。
動力部も組み立て先にこちらだけ黒く塗装して
仮組してみる。
左がED19(KATO)右がED14(鉄コレ)
これらよりやや車高が高いのは
実物通りなのか否か?
電化直後の湘南列車(横須賀線)のイメージよろしく
木造客車編成をけん引させてみる。
意外と牽引力あって7,8両は軽く牽く。
ライト基板を作成する。
6000は基板を入れるスペースも少ないため
出来るだけ小型化。
当然スナバ回路も入れる。
今回もLEDは0201チップ
当然1005チップ(0402)の半分の大きさなので
前照灯の穴さらいも小規模で済む。
ふと思い出したが
この東部ED5000タイプも同様左右非対称ボディのデッカー。
これは大昔柴崎が出していた1枚板のボディキットを
組み立てたもの。
屋根の曲げが難しくて結構数は出たが
完成車はあまり見かけなかった。
動力は当時のGM動力(エンドウOEMの奴)を
バラシてモーターや台車やジョイントを使い
付属のエッチング板で組み立てるもので
意外によく走った。
当然今でも走る。
そして再びばらして塗装作業。
ガイヤマルチプライマーで下塗りして
ぶどう色1号とブラックを塗る。
独特の大型パンタも。
乾燥後再び組み立ててナンバープレート付けて完成。
前面のナンバーはこんな高い位置に付く。
付属するナンバーは6000の1種類のみ。
ワールド工芸から唯一ともいうべき
原形の輸入D型機。
昭和頭には様々な輸入D型機が東海道横須賀東京口を
ゴロゴロ走っていたと思われるので
他にももう少し製品が欲しい気がするが。
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