今回は
まだ特急「桜」と命名される前のの3,4列車に使用されていた、
かつ山陽線特急列車横転事故によって顕在化した
木造車の高速運転時における安全性の問題から
短命だった大型3AB車の中でも特に短命だった
スハ28400、スハフ28800系列を作成。
使ったのはこりん堂のペーパーキット。
台車もTR71がペーパーで発売されている。
このキット、屋根もペーパーなのだが
他の客車とのバランスを考えて
旧キングスのプラ製の2重屋根をインストールした。
長さと端部の形を調整して・・・・。
妻板の作成方法がちょっと間違えていて
紺のままだと平妻になってしまう。
急遽妻に折り目を入れてそれらしくする。
どちらにせよ屋根とは隙間があかないわけがないので
ここは特に問題はない。
プラパテで屋根端部の隙間を埋めて
大まかに形を整える。
TRA71はキットそのままだと
中央車輪の真上にセンターピンがつく構造なのだが
これだと中心ピンと車軸が重なってしまって
模型上あまりよろしくないので穴をあけなおして
KATOの台車のように外側と真ん中の車軸の
真ん中に中心ピンを置くようにした。
床下危機は全く持って不明なので
とりあえず同メーカーのペーパーレーザーカット製の
大型電池箱以外は今のところ何もつけていない。
やすり掛けをしてステップ(BONA製品)を取り付ける。
半ガラは同じくペーパーレーザーカット製のもので
数当たりの単価は一番安い。
実際にこの車両の半ガラはもっと短いタイプなのだが
あえてそのまま使用してコリン堂製品っぽさを漂わせた。
明り取り窓部分は製品のペーパー屋根から
切り抜いて使用している。
車高も少々気になったので台枠を少々削り取って低くしてある。
屋根はモデモやKATOより少し分厚い感じになるが
これはまあ気にしないことにした。
そして色を塗ってインレタを張って完成。
標記類は大13年の製造時から
昭和2年の改正前の姿に。
なので形式もスハフ28800でなくて
旧番号のスハフ(縦書き)29500.
幌は本当はこの時期もう少し大型のものがつくのだが
まあ普通のGMの客車用の幌を付けた。
これ少しごっついし雰囲気は出るので。
屋根の端部の形はもう少しペーパー掛け改良余地ありだなこれは。
と言うことで本当は大量生産と行きたいが
一両だけでずいぶん時間がかかってしまったが
この1両で大分ノウハウがたまったので
次はもう少しスムーズにできると思う。
日本のNゲージ業界の闇であった
大型3AB客車がいよいよ現実になりました!
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