160形に続いて発売された150形(1号機関車)。
実物はイギリスバルカンファウンドリー社から輸入当時、
使用実績が芳しくなく
10年もたたないうちに転属、大改造されたのであるが
モデルは160形は明治中期くらいの時期なのに対し
この150形は輸入当初の姿。
少し発売から時間がたってしまったが最古客車も含めて
目標は桜木町の急横ギャラリーのこの編成ということで
このキット、一部パーツに不良がある(必要な穴が貫通していない)
があり電話すると修正部品が送られてくる。
下の切り抜いたパーツが修正部品。
上のエッチング版の真ん中のパーツが不良品。
旧横の1号機関車は少し明るめの緑色。
鉄博の保存機は真っ黒に赤のライニング。
旧交通博物館時代は英国調のグリーンだった。
前述のように使用実績があまり芳しくない150形は
錦絵などにもほとんど登場せず
(錦絵はシャープスチュアートの160形がほとんどで
あとはエイボンサイトのA3形やたまに改造前の190形が出てくるくらい)
正確な色どころか大まかな色も実ははっきりとしていない。
作例ではやはり黒以外だと緑系統が圧倒的なので
今回は緑系統で攻めることに。
ついてる部品も当然少なく組み立て自体は
あっという間に終わる。
今回は塗分けを考えて
台枠部、ボイラー部、キャブ+水タンクの
3つに分けて塗装後に接着することにした。
いさみやのカラープライマー(グレー)を塗った後に
塗装に移るのだが
今回使った色は
シャインゴールド、ウッドブラウン、ブラック、モンツァレッド
緑2号、デイトナグリーン
それにデカール張りとクリアー。
ここからマスキングする。
ちなみにマスキングは
IORI工房性の1号機関車用のデカールに
おまけでライニング塗分け用に
レーザーカットされたものが付属しているので
ありがたく使わせてもらう。
カラープライマーも含めて
1色ごとに十分な乾燥時間(丸1日以上)とったので
剥がれもなくまあまあきれいに塗り分け終了。
デカール貼りも細かい失敗は数多いが
何とか終わって
クリアー(今回は少々テカテカ仕上げにした)を吹いて
ロッドも取り付けて完成。
今回ロッドのブッシュが多少きつく
何個か異次元の彼方に飛んで行ってしまって
家にストックしてある予備パーツまで動員することになった。
(ブッシュは予備が一つついているので、1個もなくさなければ余る)
シャープスチュワートの160形と重連。
ここから本来ならば動力やロッドの調整をするのだが
今回100点とはいかなくてもまあまあの動きなので
とりあえず省略しても良しと言うことで完成!
あとは最古客車(桜木町色)をちまちま作って
上等1両、中等2両、下等(代用客車もあり)4-5両、緩急車の
8-9両編成にする予定。
予算的に1か月に2両ずつかな。
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