前回の清水沢から南大夕張駅跡のここへ。
前回は客車を中心に載せたので今回はセキ2両を。
まずはセキ1。
外板などそっくり張り替えられて
ぱっと見セキ3000みたいであるが
元をたどれば明治44年製のオテセ9500の
セキ1形セキ118.
鉄道院-国鉄-旭川電気鉄道-大夕張鉄道と流れ着いた。
現存する最古の石炭車だそうだ。
そしてもう一両のセキ2。
セキ1よりリベットが残ってたり古めかしそうだが
こちらはぐっと新しい?昭和9年製。
こちらも国鉄-旭川電気鉄道-大夕張鉄道と流れ着いた。
こちらはセキ1000形のセキ1217.
南大夕張の保存車両を満喫したら
ずっと上り坂の2キロ以上あるシューパロトンネルをくぐって
水没した鹿島地区へ
大夕張鉄道のシューパロ湖沿いは
かつてはサイクリングロードになっていたが
シューパロダムによって湖拡大で廃棄水没。
明石町駅跡は今日は駅舎があった場所は水の中
一段高いホームのあった場所は水の上に出ていた。
かろうじて水面上に出ている。
そして山夕トンネルを超えて三笠へ。
北炭幌内炭鉱の竪坑櫓を少々見学。
幌内線の終点、幾春別駅跡。
北海道の鉄道は幌内炭鉱の石炭を
小樽港へ運ぶために始まった。
住友の奔別炭鉱の竪坑とポケット。
先ほどの北炭幌内とこの奔別が
幾春別を積み出し駅にしていた。
現役時代そのままの雰囲気で残る唐松駅(とうまつ)
出札口も荷物の預かり口も現役の駅のように残る。
かつては荒れ放題のまま放置されていたのを
地元有志で復活させたそうだ。
ホーム側もきれいに草刈りされている。
そして幌内炭鉱の竪坑櫓を見学。
と言っても今は私有地の中なので
柵の外からそっと見るだけだが。
そしていよいよ
この下の斜坑が続く幌内駅の跡へ
すっかり寂れたコンクリの炭住街を抜けると
キハ56の編成がお出迎え。
隣には保存例も少ないと思われるスユニ50も。
幌内線のもう一つの終点幌内駅跡は
今は三笠鉄道村になっている。
次回はこの鉄道村にクロフォード公園のキハ82あたりで
その次は美唄鉄道と栗山付近の夕張鉄道のキューロク2機を
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