例年のこの時期ならばすでに湖底となっている橋の袂へ降りていく。
この通り今年は湖はまだまだずっと下流までしか来ていない。
異常気象なのかエルニーニョのせいなのか
全国的に梅雨が長いのだが
ここ北十勝も例年になくずっとぐずついた天候が続いているそうで
さすがに2条の川の流れは日々大きくなっているようで
手前の川は渡渉できたが真ん中のほうは
ちょっと無理なようだ。
毎年湖に沈むたびにこれでつながった橋が見れるのは最後か?
と言われ続けてきたが
このようにさすがにそろそろ危ないかなと思う場所もある。
湖側(下流側)から見たタウシュベツ川橋梁全景。
切株と草原と橋の組み合わせは
水量が少ない年に限る組み合わせだそうだ。
(普通は下草が生える前に湖底になる)
こちら側に2径間もかなり崩壊が進んでいる。
と言うことで
次も見ることができるように祈りつつ
かつ帰りもヒグマに会わないように祈りつつ
タウシュベツから撤収。
そして国道に戻り少し上流側にある
旧幌加駅跡地へ。
少し前まで草ぼうぼうでレールは見えなかったのだが
綺麗に草刈りがされ
旅客線と貨物線とそれに分岐するポイントなど
元からなのかわからないが綺麗に残っている。
ほろかの駅名標も復元されたもの。
駅舎は残っていないが非常に雰囲気の良い駅跡である。
この駅、廃止は昭和62年だが
最後の9年間は糠平十勝三俣バス代行に伴い
ここに列車が来ることはなくすでに草ぼうぼうだった。
そして地の果てどん詰まりの十勝三俣駅跡。
かつての広い構内跡の平原にはルピナスが咲き誇る。
この有名な廃屋は国鉄の駅のものではなく
ここから出ていた森林鉄道の車庫のもの。
国道から見ると半分崩壊していて
もう何年も建っていることもないだろう。
かつて数千人が住んでいて木材の積み出しで賑わった
十勝三俣地区も
今では三俣山荘の管理人をはじめとする2家族だけが住みだけとなっている。
ここで今回の鉄分補給は終了です。
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