真岡鐡道のキューロク館で月一で行っている
D51146の運転体験が抽選で当たったので行ってきた。
さすがに鉄道で行くと真岡は遠い。
横浜から4時間かかって昼過ぎにようやく到着。
補助用のこのDE10が故障中のため運休中のSL列車用の
50系客車とともに留置されている。
早く直ってほしいものである。
この真岡駅、結構いろんなものが置いてある。
このキハ220もその1両。
他にもう1両キハ20と屋根が抜けちゃっているが
車掌車など数量が。
早速キューロク館へ。
こんな木造の貨車なども数両保存してあるが
こちらは先ほどの駅の留置者より数段状態が良い。
そして駐車場へ伸びた線路の先に止まっている
今日運転することになるD51146号機とご対面。
永らく長万部にいて(最後はC57135などともに岩見沢第1で廃車)。
障害を北海道で過ごした生粋の道産子であるのだが
何故か静岡駿府公園で保存されてきて
よくあるように結局邪魔扱いされて解体寸前のところを
紆余曲折ののち真岡にやってきたという
隠居後も苦労を重ねたカマ。
真岡鉄道にやってきて圧搾空気であるが動くようになって
ロッド類が現役さながらの無塗装磨きだしになって
今までの苦労が報われた感じ。
入れ替わりというわけではないが
2両の動態保存気のうちC11325号機が売りに出される
ことになったのは少し皮肉ではある。
まだ少し時間があるのでキューロク館を見学。
キューロク館の主の49671.
これも圧搾空気で数十メートルだが走る。
ただ電飾はいかがなものか?
このキューロク、長く函館の青函連絡船の
入れ替えをしていたのもあって
多くに入換え機同様右側運転台に改造されている。
そしてかつて急行ニセコ、ていねや
復活したJRC623ニセコなどで活躍したであろう
元函ハコのスハフ44 25。
これも引退後青函連絡船羊蹄丸の中に取り込まれて
船の科学館に保存されていて
その後船の科学館閉館
そして船の売却のため取り出した後
真岡鐡道で保存のため当時の船の持ち主の
紀州鉄道から買いよせたといういわく付きの車輛。
そういった経緯のためか非常に保存状態が良い。
車内も白熱灯であるし
椅子などの状態も非常に良い。
北海道の車輛らしくデッキは木製床。
北海道の車輛らしくこのように
車掌室が家庭用のアルミサッシに改造されている。
恐らくスハ45系列の保存車ではダントツに状態が良い。
完全室内保存だしこのままずっとこの姿を
保ってくれることを期待!
さて1時間の講習を受けたのちいよいよ運転体験!
抽選で当たった(3倍くらいらしい)12名を3班に分け
4名ずつキャブに乗る。
D5146はキューロク館の横まで下げられている。
いよいよ運転。
前方確認よし!
ブレーキ解除!
バルブが閉まっていることを確認して
逆転機(リバー)をロック解除前進位置いっぱいまで回す。
(カットオフ全開)。
汽笛を鳴らして。
加減弁を引くと(結構重い)
そろそろと走り出す。
動き出したら圧力計を見てさらに加減弁を引く。
そして先ほど止まっていた
線路の先端が近ずいたので加減弁を閉じ
ブレーキ(機関車だけなので単弁)をかけ停止位置に止める。
突っ込まずにとめることができて一安心。
実はカットオフは全開のママだし
加減弁は一寸しかあけることはないし
蒸気でないのでドレン操作などは一切ないので
鉄道博物館にあるD51のシュミレーターよりだいぶ簡単である。
しかもちゃんと走っているのでわかりやすいし。
そしてこうほうを確認して
今度は逆転機を後退いっぱいまで回して
同様に元の場所へバックする。
これを一人2往復させてもらえる。
ちなみに軍手は支給。
運転を変わって助手席に座らせてもらう。
運転席もそうだが実際に走っているSLの
助手席に乗るというのもすごい経験。
バタフライスクリーンを立てて前方注視!
ということであっという間に自分たちの番は終わり
それでも人が動かしているSLを見ているのも楽しいで
夕方の終了時刻になってしまった。
そして運転証明書見たいのをもらって解散。
お布施が1万かかるし遠いけどまた行きたいと思うイベントであった。
ちなみにすでに3回目の人もいたり
6回応募して今回やっと始めた当たったという人もいた。
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