名鉄特急で犬山へ。
折角なのでガラガラな有料座席の
展望室最前列を(列車的には一番後ろ)。
犬山到着。ここからバスで明治村まで20分とあったが
五郎丸経由だったので踏切を何回もわたるためか
渋滞気味で実際には30分くらいかかった。
普通ならば正面入り口から入ると重文の三重県庁を見るのだが
目当てが明治村の鉄道遺産なので
その向かいのここへまっしぐら。
明治22年の鉄道局新橋工の建物。
昭和40年代には国鉄大井工場に移設されて使用されていたのを
持ってきたそうだ。
鉄道局新橋工場の中もいきなり大物
明治天皇の御料車だった6号御料車。
明治43年製造で御料車は各地の博物館に数々展示されているが
その中でもぴか一の豪華さを誇っている。
6号御料車の3軸台車、イコライザー式で
梁鋼材は山形鋼と思わしきものが使用されていて
後のTR70or71に似ているが
イコライザーの形が異なる。
昭憲皇太后御料車の5号御料車、明治35年製。
これも6号と同様に空気制動、自動連結器化された後の姿。
鉄道局新橋工を後にして坂を下って2丁目へ
特別展示中の名電1号形へ。
明治34年生製のこの記念すべき名鉄開業時の車輛は
実は長く札幌市電として走っていて
これも札幌時代の姿の復元らしい。
2020年まで札幌からの貸与されて展示されている。
名電1号の車内。
前面の窓の設置などの札幌の気候に合わせた
改造された札幌時代の姿。
京都七条駅という名の停留所から京都市電に乗る。
狭軌1型として明治の姿に
2両が復元されて動態保存されている。
ただし2両とも明治28年の開業時の車輛ではなく明治44年製の車輛。
そして終点の市電名古屋駅で降りて歩いて
菊の世酒蔵のある高台へ
ほどなく今日の最大のお目当てであるSLが走ってきた。
明治7年シャープスチュアート製160形機関車。
最後は名鉄12号機。
古ボイラーは取り替えたと言え
150歳近いこいつがいまだ走っているのは本当にすごい。
少し汚れた姿も逆に好ましい。
ちなみに
取り換える前のオリジナルのボイラーも
このようにちゃんと保存してある。
ということで続きは次回へ
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