東武博物館へピーテン見に行った(4/5)

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イギリス製の4-4-0(アメリカン)を生で見たくなり

東向島の東武博物館へ。

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明治31年ピーコック社製の鉄道省5500形と同形機。

この博物館の目玉として

当初の姿に復元されて

真正面に展示されている。

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スプラッシャーには

ベイヤーピッコックの名盤が誇らしげに輝く。

昭和後期まで小型蒸気が複数のこっていた東武でも

この5号機は一番最後まで残って

昭和40年に廃車になっている。

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キャブ内もこのようにばっちり。

天井が木だったのは初めて知った。

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ちなみにこの車両、車輪が回転できるようになっていて

日に数回、SLタイムとして数分間動かし

子供たちに大人気となっている。

どういう仕組みになっているのか

先輪もテンダー車輪もちゃんと回転する。

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一緒に廃車になった僚機の6号機は

ガード下のSLスクエアに

廃車時の最末期の姿で保存されている。

明治のシンプルな姿と

テンダーキャブ改造、空制化後の

2種類のピーテンを同時に楽しめるのは

なかなか楽しい。

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東武伊勢崎線電化開業時の木造電車の

デ1型のデ5。

前面5枚窓で前面部だけが鋼製なのが珍しい。

EE社製の大型ダブルパンタがいかめしい。

大正14年製。

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運転席も綺麗に復元されている。

速度計はない。

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車内もこの通りばっちり復元保存されている。

当時の私鉄電車としては珍しく16m級3扉と

省線電車(山手線など)に匹敵する大型車両。

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木造車らしく窓は1枚加工窓で日よけの鎧窓もつく。

当時からこのように背吊りまでモケットだったかどうかは怪しい。

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この標記、大正14年なのか

昭和14年なのか

平成14年なのかわからない。

たぶん平成14年に保存整備したことを現してるとは思う。

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名車5700形の前面(実物)

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5700形A編成は前面を初期型の

湘南窓に復元して保存してある。

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車内。真ん中の椅子は混雑用の補助いすだそうだ。

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この前面の形をプレスするための金型。

ここにある説明書きには
このようなものが残っているのは

非常にめずらしいと書いてある。

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電化後の東武貨物の主力だったED5010も。

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東武最初期のELのデッカーも綺麗に保存されている。

これシノハラのエッチング板を組んだ奴が

我が家にもいる(不動にはなってしまっているが)

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DRC1720系と書いてあるドアを開けると

懐かしのDRCの車内だった。

窓からは外の道とダイエーが見える。

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日光軌道200形と書いてあるドアを開けると

こんな感じに。

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実はこんな風に車体自体は屋外に鎮座していて

道路からも普通に見える。

DRCは前半分だけ、日光軌道は2両連接フル車体で保存。

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かつて利根川の砂利を運んだトキも

工事用試験用車両としてショーティにされていたが

このように現存している。

逆にショーティのほうが珍しい。

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キャブオーバーバスと明智平のゴンドラも。

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隅田川が流れる大レイアウトは

珍しく2階からも俯瞰できる構造になっている。

という感じで小規模であるが入場料200円で

充分楽しめる博物館であった。

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このページは、ayu2が2018年4月 6日 17:10に書いたブログ記事です。

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