かなりの話題になった国内初?のSLプラキットの
トーマモデルワークスの日車Cタンクキット。
当初は気にも留めていなかったが
あちこちで作成記事がアップされているので
一つ組み立ててみることにした。
まずは下回りの動力部から組み立て。
基本的には説明書通りで
1mm洋白線にウォームギアを入れるところは
ウォームの穴を1mmのドリルでさらってから入れるのだが
なかなかするすると入らずに時間がかかった。
動輪の輪心は最初からはめ込まれていて手間いらず。
またクランクピンはワールドやKATOなどの完成量産品などと違って
ネジになっているので気楽に何度でもつけ外しができる。
一番左のウォームは上回りにあたる恐れがあるので
少し後ろ寄りに付けるの指示であるが
少し大げさにやりすぎてしまって
後退のとき大げさなギア鳴り&びびり音がするようになってしまった。
いずれも差し込んで調整のあと
嫌気性接着剤(ロックタイトなど)で固定する。
そしてメインロッドとクロスヘッドのカシメ作業。
これはワールドなどではカシメ済みになっていて
不要な作業なのだが
説明書通りに行えば大して難しくはない。
多少カシメ過ぎかなと思うくらいでちょうど良いようだ。
上回りもちゃっちゃと組んでまずは試走。
動きはまあまあスムーズなもののギアなりがかなり大きいので
モーターフレームの穴を長穴にして
モーターをほんの少し上側にしてギアの噛みを浅くしたら
かなりましになった。
ただ交代時のビビり音は前述の理由により消えず。
ついでに手すりなどを真鍮線で別体化。
キットのママではやはりディテールがさびしいのでほかも少々のディテールアップ。
キット自体はランナーの位置などいまいちで
そんなに楽しく組めるタイプではないようだが
まあその処理さえなんとかすればまあまあの合い。
ピストンは初回おまけのWM製のものに
ただディテールがほぼないに等しいので
プラのパーツからスライスしたものを張り付けた。
先日作成したA8と比べてもこのように十分小さい。
ボイラーの水平線の合わせ目を綺麗にして
割ピンと真鍮線でハンドレールを取り付け
煙室扉も多少ディテールアップした。
ライトは最初は点灯化させようと思ったが
ちょっとした組立ミスで煙突との
クリアランスが極端になくなってしまったもで
今回は色入れだけで見送った。
バックではビビり音が気になるが
前後進とも動きは非常になめらかで(スタートだけは少しラピッとぎみか?)
フライホイールの効果もあってか
ポイントなどの通過も非常にスムーズ。
上回りのプラのこのキット、
いっぱい売れてこれからもシリーズ化して続くとよいなと思う。
やはりプラのほうがディテールアップや加工は
段違いにしやすいので。
ちなみにこの日車Cタンク、
モデルは南薩の4号機だそうで
当該保存車輛と比べるとよく似ているので
プチディテールアップもその4号機をかなり参考にした。
そしてナンバーは当然4番!
あとオクから旧河合のB6の金属ボデー(表記のママ)を増備。
河合で唯一の空制前のB6で
さっそくIORI工房のネジ式連結器に交換した。
ただ速さが違い過ぎて(河合のほうが倍くらいの電圧が必要)
A8との重連は全く持って不可能である。
このB6、ノース・ブリティッシュ・ロコモティブ社製の
輸入直後の色を再現したとあるが
本当にこんな色であったのであろうか?
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