日南線の終点の志布志駅。
鹿児島県志布志市志布志町志布志の住所で有名な場所。
かつての日南線と大隅線と志布志線のジャンクションとして
機能した広い構内を誇ったが今はごらんのとおり畑になっている。
そして大隅線を断ち切るよう現駅舎が建っている。
かつての志布志駅舎が建っていた場所が
鉄道公園になってゆかりの車輛が保存されている。
一番最初に目に入るのはC58112.
経歴。
門デフは珍しいK9タイプ。
おそらく保存気はこれ1両だけのはず。
九州のカマにしては珍しくキャブのドアは
取り払われていないタイプ。
キハ52 130。
以前はJR九州カラーだったが
数年前に運動公園の旧保存場所からの
移転時かどうかわからないが
国鉄色に塗り替えられたらしい。
ヨ8000、これは年代も新しく
SLとともに働いたことはない。
大隅線の廃止跡は基本的に大過疎地帯なので
あまり手も付けられているところは多くなく
この大崎町も道路になってはいるが
小さな丘を緩い勾配でひたすらまっすぐ抜けているところなど
いかにも線路があった雰囲気そのまま。
自転車で走っていると何かディーゼルカーに乗っている気分?
鹿屋の鉄道記念館。
元鹿屋駅跡(市役所の隣)いあるがこの駅舎は
現役時代と全く関係なくあとから建てられたもの。
まだ開場時間前だったが
遠くから来たことがわかると
この掃除をしている管理人さんが
30分も前なのに開けてくれた。
保存されているのはスイッチャーとキハ20 441。
こちらのキハは先ほどの志布志と違いたらこ色である。
先年鉄道記念館をリニューアルしたそうで
保存状態もまあそんなに悪くない。
サボは盗難防止のためか
開館時間だけ車体に取り付けている。
残念なことにキハの書体は全くインチキだが。
こちらは車内も入れる。
北海道のキハ22と違ってデッキがなく
しかも運転席の後ろの席は前向きのクロスで
まさに鉄ちゃん席。
現役時代の中吊りポスターが泣かせる。
駅舎は現役時代とは関係ない(姿かたちも)建物だが
こうしてみると雰囲気はばっちり。
今にもキハが走り出しそう。
現役時代の運賃表、ただしレプリカと思われる。
大隅線の廃止直前の時刻表。
色々と空想してみるが
通学以外は本当に使い勝手が悪いダイヤ。
大隅線の現役当時の全駅の写真が飾られている。
上のさよならのの横断幕はおそらく本物。
駅名標と遮断機。
腕木式信号機。
残念ながらレンズは失われている。
ED76 48の動輪。
まあ日南線にも大隅線にも関係ないけど
隣の日豊本線を走っていたかも
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