24日は予報でも実際にも暴風雨。
したがって鉄分補給の旅となった。
ところが予約していたS北斗11号が
大雨のため運休になってしまって
予定が変わってしまった。
急遽森行の各駅に乗る。
この列車、新幹線新函館北斗駅が開業したため
七重-大沼間の下り線用急こう配緩和バイパスであった
通称、藤城支線を通る数少ない列車。
写真の窓の外の景色がそうである。
ただ藤城支線トンネルばかりで景色はほとんどない。
目的はこの東山と姫川の
二つの今年度廃止決定駅。
まずは手前の東山から。
この通り奥に自動車道の踏切があるが
そこまではこの小道だけのやばい雰囲気。
もちろんまわりは見渡す限り密林。
列車が行ってしまった。
いかにもクマが出そうな雰囲気。
もう雨はやんでいるので
すぐ自転車を組み立て
姫川を目指す。
ところが姫川は場所はわかっているのだが
そこに行く道がどうしても見つからず
もしかしたら途中のダートがそうかもしれないが
ロードバイクでは無理そうな道。
その姫川駅のグーグルマップ。
駅左の道もつながっていないみたいだし
右のほうの川の対岸に踏み切りがあって
橋越しに駅と思われるポイントと分岐線が見えるのだが・・
そしてそのまま下って森についてしまった。
が、この先結構雨が降ってるみたいだ。
し待てば優等列車のまったくいなくなった
佐原回りの列車が発車する。
この列車、函館から2両編成で駒ヶ岳経由でやってきて
ここで1両ずつに分割して
前の車両はそのまま進んで長万部行。
後ろの車両は折り返して
佐原支線経由で函館に戻るという少し変わった運用。
すぐにそれでいったん函館に戻ることに。
ほんまもんの森駅のいかめし食って!
ちなみに佐原回り支線は
行きに乗った藤城支線とは逆方向の
森から大沼へ向かう上り線にための
勾配緩和支線。
やはり北斗星カシオペア廃止で
貨物列車以外通る列車がほんのわずかになってしまった。
海の見える雰囲気の良い佐原駅。
途中下車したくなるが
そんなことしたらここに野宿になってしまう。
新幹線開業による影響で優等列車が通らなくなって
しかもなかなか旅客列車で通りにくい
勾配緩和支線を上下ともに十分満喫しつつ
函館までわざわざ戻って
(先のキャンセルのみどりの窓口すごい列になってたので
自販でできる列車変更で済ましてしまったため)
キハ183系の北斗19号で長万部へ。
長万部からは何故か日高線カラーのキハ40で
当然誰も載っていない
その駅、秘境ランクNo.1の小幌駅は
長万部から二つ目、長大トンネルの間の
ほんのちょっとした明かり区間にある。
何とここから人が乗ってきた。
ドアですれ違ってお互い苦笑い・・。
運転手は本当にこの時間ここで降りるの?
と聞いてくるし。
行ってしまった。
この駅はここから行ける集落なし。
この駅に通じる道がなく鉄道のみでアクセス可能。
一日の本数が十分少ない(ここは往復で合わせて5本?)
にすべてを満たしている。
ただ断続的に表れる函館本線の
複線区間なのが残念と言えば残念。
地面に近づいて何とか光を拾って写した。
さっきまでの冷たい雨は小康状態なのが救いか?
構内踏切を渡って上りホームから
下りホーム見たところ。
夜だと駅名標も怖い。
クマがいつ出てきてもおかしくなさそう。
車接近表示はちゃんとある。
おっつこの秘境駅から救い出してくれる
列車がやってくるぞ。
このトンネルは長万部方面のトンネル。
実はこの19:48下りで小幌について
この20;04発で小幌を脱出するのが
この3月のダイヤ改正後になって
可能になった小幌駅最短滞在ダイヤ。
この駅、夜に一人で16分以上は無理!
ちなみにこのトンネルはさっきとは逆の洞爺方面。
キハ150で小幌駅を脱出!
小幌の整理券。
そしてまた冷たい暴風雨の長万部に戻ってきた。
でも無人になってる。
ちなみに乗り継ぎが悪く(まあ反対方面なので当たり前だが)
ここで1時間以上待つ。
夕方以降はこの駅は無人になるのであった。
下りの各駅になる人が5千円札しかなくて
困っていたので両替してあげた。
すぐに上り各駅が来てその人が行ってしまうと
完全無人、なぜか放送だけはかかって
下り特急S北斗23号は大雨のため少々遅れているらしい。
やっと来た。
自由席車内はガラガラ。
車掌もなかなか来ない。
途中遅れている対向車を待ったりしつつ
なんだかんだで10分遅れで済んだのは奇跡なのか
途中すっ飛ばしたためなのか
ただキハ281は先程のキハ183より
はるかに乗り心地も良いし
エンジン音も心地よい。
でもう22時を回っていて
12時間にもわたる鉄分補給は終わったのだった。
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