今国道244号が超える知床半島の付け根を突っ切る
斜里-標津間の根北峠を越えようとする鉄路があった。
それが根北線である。
実際には斜里-越川の12.8キロが昭和32年に完成したのみで
昭和45年に赤字ローカル線としてそれすら廃止されてしまった。
その国道244号を越川から根北峠方面へちょっと走ると
この有名な越川橋梁が現れる。ここは越川以遠の未成区間である。
現在登録有形文化財に指定されているこの陸橋
正式には「第一幾品川橋梁」という元10連のコンクリートアーチ橋で
国道の拡幅時に3連分が取り壊されて
斜里側6連+標津側1連になっている。
こちらは斜里側の6連部分。