廃止になった道東の広大ローカル線の広尾線と標津線は
今でも結構いろいろ保存されておるものも多く
それらを訪れて回るのも結構大変。
まずは日本でも一番有名ではないかと思われる廃駅、幸福駅。
この駅舎は2013年に建て替えられたレプリカ。
というか旧駅舎の外壁だけを
表面に張った張りぼて。
今までで通り名刺などを壁に貼り付けることは可能
駅の周りも完全い整備が進んで
この通りこの辺では一番集客力のある観光設備になっている。
保存車両はキハ22 221、キハ22 238の2両の気動車とモーターカー1両。
こんなふうに撮ると結構現役っぽい?
まずはキハ22 221。
道内の国鉄末期のローカル線の
象徴的存在であったキハ22も
数多くが保存されたのだが
軽量構造が災いしてか旧型客車と比べると
痛みも早く、急速にスクラップ化が進み
保存数も極端に減ってきた。
このまま手を打たないと道内から消えてしまうのも時間の問題か?
ここの2両は定期的に塗り替えなどが行われているようだが
写真でもわかる通り221のほうは塗装があちこち剥げてたりして
状態はもう1両の238に比べると悪い。
さすがに部品の欠損は見当たらず
この通りタブレットキャッチャーも
稼働できる状態でそのままついている。
車番は残念ながら国鉄文字ではなくいかにもという感じで手書き。
車内もかなりきれいなままで保存されている。
運転席もマスコンを入れれば動きだしそう。
縦型エンジンなので煙突は車にの真ん中を通る。
この部分だけ背づり間にデッドスペースがある。
トイレは北海道標準仕様のデッキの外から入るタイプ。
有名なアングルで。
もう一両のキハ22 238。
こちらは塗り替え時期の関係から塗料の剥がれなどはほぼない。
残念なことに2両ともベンチレーター7個に鋼板プレスドアの
ほぼ同じ仕様の車両であること。
こちらの車内は大幅に改造されて展示場になっている。
最後にモーターカーを。
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場所は変わって偶然見つけた大樹駅
現在は3代目の持ち主である北海道衛星㈱の看板が。
でも大樹駅の看板もあるのがうれしい。
廃線当初はスユニ60やオハ62なども一緒に保存されていたが
残念ながら老朽化で解体されてしまったらしい。
当初のバスターミナルもすぐ近くに出来た道の駅に移った。
現在の持ち主は何の会社か不明だが
建物を大事に扱ってくれているようなので一安心だが
このままもずっこの町の鉄道の記憶を
とどめていられる存在であってほしいものである。
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