クモハ43804 鉄コレ改造

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これで2両編成になった鉄コレ改造身延線旧国。

今回はEOS5D+EF100mmf2.8マクロで撮影。
スマホのカメラと違い
異常な歪曲収差も全くないしやはり面倒だけど良い。

120322_43804_002.jpg
 鉄コレ大糸線クモハ43800よりの改造であるが
多少ディテールアップして塗替えだけではつまらないので
低屋根43系の中でも一番最後まで残って
唯一静鉄タイプのデカい幌枠の付いた43804にした。

120322_43804_004.jpg
 反対側。
運転台ワイパーが太くなった上部の窓枠から
出ているタイプなので当該タイプの
鉄コレ飯田線飯田線クモハ4300より前面窓をコンバート。
ついでに窓枠を塗り替えるのがめんどくさいので
窓ガラスをすべてコンバートした。

120322_43804_009.jpg
 他の2両(800,802)と異なり
元が日車製のクモハ43025の43804は
裾のリベットが1列のタイプなので
上側のリベットを全部削り取った・・・・が
靴づりの下に多少ヤスリ掛けが甘かったところがあった。

120322_43804_007.jpg
 昭和45年あたりまで身延線や飯田線のスカ色は
貫通扉も含めて一直線に塗分けられていたが
50年くらいまでにはこのように貫通扉が
クリーム一色になった。
ただし飯田線が全部115系タイプになったのに対し
身延線は平妻車に関してはこのように青の角が
丸まっていないタイプ。

今回の塗装は47057と同様
クリームがクレオスの45番のセールカラー
青は同じく328番のブルーFS15050。

120322_43804_006.jpg
 屋根はランボードがあまりにも平坦な表現だったので
余ったGMのキットのランボードに足を付けて取り付けた。

屋根の色は
まず低屋根部にGMダークグレーを塗りマスキング後
全体にGMの黒を吹いてから
そしてクレオスの131番赤褐色、
3番目に旧グンゼの41番レッドブラウン、
最後にクレオス132番土草色を塗り重ねて
そんな感じの色にした。

またパンタ付近はオレンジ系統の色で
ドライブラシにより多少ヴェザリングした。

ちょっと赤褐色を塗りすぎてせっかくの低屋根改造部分の
つぎはぎ的な表現の感じがわかりにくくなってしまった。

-------

実車の車歴

昭和9年(1934年) 日車でモハ43025として落成。
京阪神地区に配備されの急電の制御電動車として活躍。
----茶色。

戦中の4扉化の波にも飲まれずに戦後を迎え

昭和25年(1950年)クモハ51と引き換えに
横須賀線用として田町(東チタ)に転属。
-----旧スカ色


その後70系の増備により飯田線に転属するが
すぐに昭和40年(1965年)身延線に転属。
転属に当たってパンタを後部に移設の上その部分を
低屋根化しクモハ43804と改番。
-----新スカ色(前面直線塗り分け)

身延線では半室運転台で貫通通路付のため
もっぱら4両編成の中間車として使用されたが
-----新スカ色(貫通扉クリーム)


昭和50年(1975年)身延線に62系配備で余剰となり
他の43800番台2両(800,802)と半流43810ともに
北松本の篠ノ井線ローカル運用(長キマ)へ。


その後篠ノ井線ローカル撤退により
大糸線用なる
-----スカイブルー

800,802はすぐに廃車になったが
この43804(43810も)だけは大糸線旧国最後の日まで
生き延びて昭和57年(1982年)その生涯を閉じる。

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このページは、ayu2が2012年3月22日 22:44に書いたブログ記事です。

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