これで2両編成になった鉄コレ改造身延線旧国。
今回はEOS5D+EF100mmf2.8マクロで撮影。
スマホのカメラと違い
異常な歪曲収差も全くないしやはり面倒だけど良い。
鉄コレ大糸線クモハ43800よりの改造であるが
多少ディテールアップして塗替えだけではつまらないので
低屋根43系の中でも一番最後まで残って
唯一静鉄タイプのデカい幌枠の付いた43804にした。
反対側。
運転台ワイパーが太くなった上部の窓枠から
出ているタイプなので当該タイプの
鉄コレ飯田線飯田線クモハ4300より前面窓をコンバート。
ついでに窓枠を塗り替えるのがめんどくさいので
窓ガラスをすべてコンバートした。
他の2両(800,802)と異なり
元が日車製のクモハ43025の43804は
裾のリベットが1列のタイプなので
上側のリベットを全部削り取った・・・・が
靴づりの下に多少ヤスリ掛けが甘かったところがあった。
昭和45年あたりまで身延線や飯田線のスカ色は
貫通扉も含めて一直線に塗分けられていたが
50年くらいまでにはこのように貫通扉が
クリーム一色になった。
ただし飯田線が全部115系タイプになったのに対し
身延線は平妻車に関してはこのように青の角が
丸まっていないタイプ。
今回の塗装は47057と同様
クリームがクレオスの45番のセールカラー
青は同じく328番のブルーFS15050。
屋根はランボードがあまりにも平坦な表現だったので
余ったGMのキットのランボードに足を付けて取り付けた。
屋根の色は
まず低屋根部にGMダークグレーを塗りマスキング後
全体にGMの黒を吹いてから
そしてクレオスの131番赤褐色、
3番目に旧グンゼの41番レッドブラウン、
最後にクレオス132番土草色を塗り重ねて
そんな感じの色にした。
またパンタ付近はオレンジ系統の色で
ドライブラシにより多少ヴェザリングした。
ちょっと赤褐色を塗りすぎてせっかくの低屋根改造部分の
つぎはぎ的な表現の感じがわかりにくくなってしまった。
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実車の車歴
昭和9年(1934年) 日車でモハ43025として落成。
京阪神地区に配備されの急電の制御電動車として活躍。
----茶色。
戦中の4扉化の波にも飲まれずに戦後を迎え
昭和25年(1950年)クモハ51と引き換えに
横須賀線用として田町(東チタ)に転属。
-----旧スカ色
その後70系の増備により飯田線に転属するが
すぐに昭和40年(1965年)身延線に転属。
転属に当たってパンタを後部に移設の上その部分を
低屋根化しクモハ43804と改番。
-----新スカ色(前面直線塗り分け)
身延線では半室運転台で貫通通路付のため
もっぱら4両編成の中間車として使用されたが
-----新スカ色(貫通扉クリーム)
昭和50年(1975年)身延線に62系配備で余剰となり
他の43800番台2両(800,802)と半流43810ともに
北松本の篠ノ井線ローカル運用(長キマ)へ。
その後篠ノ井線ローカル撤退により
大糸線用なる
-----スカイブルー
800,802はすぐに廃車になったが
この43804(43810も)だけは大糸線旧国最後の日まで
生き延びて昭和57年(1982年)その生涯を閉じる。
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