クハ47057 鉄コレ改造

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 鉄コレの大糸線のクモハと飯田線のクハを
組み合わせて身延線の車両が作れないかと
少々画策して作成した第1弾のクハ47。

当初は47065のつもりだったが
065は昭和6年製のサハ48022からの
改造車なので側面のリベットが少ない。

120314_47057_3.jpg
 前面はともかくびっしり並んだ
縦リベットを削り落とすのは勿体ないので
(本当は6年製ということを見逃していただけ)
急遽前面の似ている057に変更したもの。

なので側面サボの位置が微妙になってしまった。
057はロングシート車なのでクロスシートの
室内パーツはGM改造の47069に譲った。
前面は実物どおりほぼすべてのリベットを削り
サボ受けや手すりなどのディテールアップを行った。

窓側に表現された問題の窓枠は
前面窓の関してはセールカラーで上塗りし
更に縁も同色で塗りつぶしたら大分違和感がなくなった。
そのうちに側面窓も同様の作業をしようとは思っている。

120314_47057_2.jpg
 こちら側のディテールは資料が見つからず
イマイチ不明なので059などから推測した。
サハからの改造車でも057から069までは
乗務員扉が額縁になっているのだが
例によりあっさりと省略、今後の課題ではある。

色はクリームがクレオスの45番のセールカラー
青は同じく328番のブルーFS15050。

120314_47057_4.jpg
 屋根はちょっと汚れた感じにしたかったので
まずGMの黒、そしてクレオスの131番赤褐色、
3番目に旧グンゼの41番レッドブラウン、
最後にクレオス132番土草色を塗り重ねて
そんな感じの色にした。

057はグローブ型ベンチレーターがすべて薄型の
ものが付いているのだがNゲージでは
グローブベンチレータはイマイチ製品に恵まれず
鉄コレに最初からついている奴でお茶を濁した。

車体も少しヴェザリングした方が
屋根とのバランスが取れるので
今後暇を見てその予定。

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最後に実車の履歴

昭和5年(1930年)32系の付随車のトップナンバー
サハ48001として日本車両製造で新製、横須賀線に配置。

昭和10年(1935年)便所を取付ける改造

昭和22年(1947年)進駐軍に接収され
「ALLIED FORCES CAR」となる。
その際クロスシートからロングシートに改造。
扉間に13.1mのまさしく超ロングシートとなった。

昭和27年(1952年)接収解除、横須賀線代用2等車に。

翌28年、横須賀線制御車増備のため運転台取付改造が行われ
クハ47057となる。

昭和30年代に入り70系が増備されると横須賀線を追われ
身延線用として静ヌマへ移籍。

昭和56年(1981年)身延線の旧型国電廃止に伴い廃車。

半世紀以上51年間の人生(車生?)だった。

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このページは、ayu2が2012年3月15日 01:22に書いたブログ記事です。

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