鉄コレの大糸線のクモハと飯田線のクハを
組み合わせて身延線の車両が作れないかと
少々画策して作成した第1弾のクハ47。
当初は47065のつもりだったが
065は昭和6年製のサハ48022からの
改造車なので側面のリベットが少ない。
前面はともかくびっしり並んだ
縦リベットを削り落とすのは勿体ないので
(本当は6年製ということを見逃していただけ)
急遽前面の似ている057に変更したもの。
なので側面サボの位置が微妙になってしまった。
057はロングシート車なのでクロスシートの
室内パーツはGM改造の47069に譲った。
前面は実物どおりほぼすべてのリベットを削り
サボ受けや手すりなどのディテールアップを行った。
窓側に表現された問題の窓枠は
前面窓の関してはセールカラーで上塗りし
更に縁も同色で塗りつぶしたら大分違和感がなくなった。
そのうちに側面窓も同様の作業をしようとは思っている。
こちら側のディテールは資料が見つからず
イマイチ不明なので059などから推測した。
サハからの改造車でも057から069までは
乗務員扉が額縁になっているのだが
例によりあっさりと省略、今後の課題ではある。
色はクリームがクレオスの45番のセールカラー
青は同じく328番のブルーFS15050。
屋根はちょっと汚れた感じにしたかったので
まずGMの黒、そしてクレオスの131番赤褐色、
3番目に旧グンゼの41番レッドブラウン、
最後にクレオス132番土草色を塗り重ねて
そんな感じの色にした。
057はグローブ型ベンチレーターがすべて薄型の
ものが付いているのだがNゲージでは
グローブベンチレータはイマイチ製品に恵まれず
鉄コレに最初からついている奴でお茶を濁した。
車体も少しヴェザリングした方が
屋根とのバランスが取れるので
今後暇を見てその予定。
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最後に実車の履歴
昭和5年(1930年)32系の付随車のトップナンバー
サハ48001として日本車両製造で新製、横須賀線に配置。
昭和10年(1935年)便所を取付ける改造
昭和22年(1947年)進駐軍に接収され
「ALLIED FORCES CAR」となる。
その際クロスシートからロングシートに改造。
扉間に13.1mのまさしく超ロングシートとなった。
昭和27年(1952年)接収解除、横須賀線代用2等車に。
翌28年、横須賀線制御車増備のため運転台取付改造が行われ
クハ47057となる。
昭和30年代に入り70系が増備されると横須賀線を追われ
身延線用として静ヌマへ移籍。
昭和56年(1981年)身延線の旧型国電廃止に伴い廃車。
半世紀以上51年間の人生(車生?)だった。
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