この車両、このBlogに最初に登場したのが
2009年11月09日なので
足かけ2年以上に渡って制作放置の繰り返しだったが
ようやく一通りの完成を見た。
この車両の色は
クリームはGMのクリーム1号
青はモリタの青15号。
サハ改造車ながら
原型クハと同様に前面にはリベットが並ぶ。
そのためGMサハ48キットに付属の前面は
使用せずにRMの付録だったクモハ12に
付属の前面から改造している。
乗務員扉はキット付属のパーツは使用しないで
窓を埋めた後タバサのドアパーツをはめ込んでいる。
扉周りの額縁は技術的な問題で省略したが
今ならタバサから額縁パーツが出ているので表現は可能。
反対側。
この2位側の客用扉だけHゴム窓に変えられている。
前面の運転席窓のHゴムは
TOMIXのクハ79の窓パーツより。
鉄コレ47070から改造中のクハ47065との比較。
鉄コレ47070は前面リベットがないタイプの47070なのに
何故か原型クハよろしくリベットべったりだったので
逆にリベットを削って改造クハにしたもの。
065と069はほぼ同じ時期の改造車ではあるが
リベットの有無以外にもステップの位置大きさや手すりの位置など
随分違いがあるのがわかる。
鉄コレは側面リベットも省略せずにほぼ全部表現されている。
だがGM改造のこの069も決して見劣りしていないと思うし
逆に窓枠が車体側表現であるので窓ガラスに印刷の
鉄コレより窓周りは実感的であるなどまだまだ捨てたものではない。
実車の略歴
1930年(昭和5年)度
横須賀線用の32系の一員として
汽車製造支店でサハ48015として新製配備(東チタ)。
1935年(昭和10年)
他のサハやサロハと一緒に便所取付改造
戦災、進駐軍の接収、ロングシート化を潜り抜けたが
1956年(昭和31年)
遂に不足する横須賀線の制御車補充として
先頭車化改造され クハ47069となる。
1957年(昭和32年)
飯田線へ転入(静ママ)。
恐らく70系300番台新製配備に伴う余剰で
東チタより転出したものと思われる。
1983年(昭和58年)
さよなら運転の一員として走行後
半世紀以上に渡る生涯を閉じ廃車になる。
最後のパートナーはクモハ54110。
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