台湾の車輛のキットやシンキョーカプラーで有名な
南洋物産の渋い車両のコンバージョンキット。
南大夕張のゲテモノ客車の3両(ナハ5、オハ1、スハニ6)セット。
いずれも明治大正期の鉄道院などの木造客車を
鋼体化したもので足回りにトタラスバーも残る。
素材はアクリルということで作成した経験が全くないので
試行錯誤しながらなんとか。
まずはシルヘッダーのなくて少しは楽そうなナハ5から。
このように塗装する部分の裏紙と保護紙をはがして
アクリルサンダーを流し込んで接着してドアを取り付け箱にする。
屋根はGMの西武101系用だが幅の調整は必要。
窓枠はこのように別に塗装してあとからGクリアか何かで張り付ける。
とりあえず少々屋根の隙間はできてしまったが
何とか形にはなった。
後ろは長期仕掛中の大夕張4号機(予定)。
ベンチレーターはKATOのスハ43用のやつ。
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続いてスハニ6を。
雨樋やシルヘッダーはピンセットなどで仮止めしつつ
アクリルサンダーを少しずつ流し込み接着。
真鍮キットの雨樋などの半田付けと感覚は似ているので
思ったより難しくないが素材の性格上(ブラの帯材?)
透かして見ると微かに曲がってたるするのは仕方がないのか?
思ったより簡単に車体が組み終わった。
ナハ5とオハ1は側板の代に妻を接着。
スハニは他の2両より幅が広い(国鉄車並み)のためか
妻の代に側板を接着するとうまくいくようだ。
台車はキングスのTR71、微妙にTR70とは違うのだが
ほぼ同一といっても良い。
この台車キングスの廃業でどうなるのかと思ったが
アルモデルから安定供給されているようで一安心。
屋根や床下はGMの旧客切妻用。
台車を履かせたナハ5と色を塗る前のスハニ6。
このキットの構造が良くわかると思う。
とりあえず3両とも車体は完成した。
オハ1は昭和30年代の夕張線との誤乗車防止のために
白帯をまかれた姿にした。
白帯は少し緑がかっていたという話もあるので
少し淡緑色を混ぜてみたが見かけほとんどわからない。
ちなみに車体色はこれだけぶどう色1号(ガイア)他の2両はぶどう色2号(GM).
0.5mmの燐青銅線でトラス棒を作った。
スケール通りの長さにするカーブの通過に非常に支障するので
少し長さを詰めてある。
インレタはキッチンの道内中小私鉄用から。
オハの白帯の中に入る赤三菱マークは
適当な製品が見つからずデカールを作成しようかと思う。
床下機器はかなり不明なので南大夕張で実車を観察してから。
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