鉄道記念日の10/14と翌15日に
山北鉄道公園に保存されているD52の70号機が動く。
ということで土曜日の15日に行ってきた。
動くといっても圧縮空気で動かすもので
川場のD51とか若桜のC12と同様の方法。
15日は10時と15時に動かすという話だったが
14時前に会場に着くと
好評のためか10時から15時の間毎時1時間ごと
に動かすということに変更されていて
早速14時の運転が始まった。
レールを12mほど前方に延長させ
1.75mの動輪が2回転分だけ動く。
こんな感じでテンダーにコンプレッサーを
積んでここから圧縮空気をボイラーに送り込んでいる。
こちら側のキャブはメーカーズプレートや製造銘板なども
そろっていて凛々しい。
公式側はナンバー以外のプレートがなく
ちょっと寂しい感じ。
所属の「山」は山北ということであろうが
現役時代は国府津機関区の「国」であった。
ロッド類はさすがに稼働機なだけあって
ペンキで塗りつぶされていなく
オイルで磨きだされていて美しい。
恐らく現役時代のどの時期よりも美しいはずだ。
運転していない時間帯はこのように
撮影タイムという訳で
延長されたレールの一番前に止めてくれる。
後ろでは「あさぎり」が山北駅を通過していく。
そしてラストの15時の運転時間がやってきて
汽笛一斉出発。
D52の汽笛初めて聞いた!
煙は火室でで杉の葉を燃やしているそうだ。
動画で汽笛をどうぞ!
実際には初めて動いたという訳でなく
3月の試運転と桜祭りの時に動かしている。
動画を見ているとバックの時にはかすかにドラフト音が。
この美しい姿を見ていると
本物の復活動態保存も可能なのではと
ほんのりとした期待すらしてしまう。
285両作られたわが国最大の貨物用蒸気のD52は
7両保存されていて御殿場線で活躍した縁からか
そのうち3両が神奈川県内、2両が静岡県の御殿場線沿線で
保存されていてしかもどれも綺麗に保存されていてうれしい。
山北の役所内ではこれにあわせて
御殿場線のSL時代の写真が展示されている。
丹那トンネル開通前まだここが東海道線だったころには
山北駅では鮎寿司弁当が販売されていたそうだ。
ささやかな復活劇だったけどまた動くときにはぜひ見に行きたい。
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