最初にKATO(当時は関水金属)のカタログに
登場してから40年ほどか・・・
SL廃止40周年のこの年にやっと待ちに待った製品化。
モデルは末期の呉線仕様の戦後型。
恐らく最後まで残った3両のC59のうち
161号機当たりのディテールだと思われる。
カプラーを付属のナックルに取り換えて
早速急行「あき」の先頭に立つ。
今回客車はハネ9両+オシの10両セットと
増結用などとして珍車カニ38や戦前製のマシ38を
含んだ限定品の7両セットの2種類が発売になったが
流石にハネばかりのセットを1万7千も出して買うのは
いかがと思ったので7両セットのみしかかっていない。
やはり一般形客車は単品で発売してほしい。
列車種別ごとに同じような車両を沢山買いこまされて癪に障る。
来年初頭のスハ32なんて抱き合わせで7両セットなどと
完全に足元を見た販売戦略としか思えない。
C59と並んで今回の目玉の一つのカニ38。
たった1両だけの珍車。
まあこんな車両はサードパーティーなどの
金属キットに任せておいても構わないと思うのだが
これもきっと最近のKATOの好きな
サードパーティ潰しの戦略だろう。
残念ながらベンチレーターは屋根と一体成型の
やる気のない仕様。
これも目玉の戦前製の食堂車マシ38.
今回は限定セットと言うことで
恐らくASSYの販売はないそうで残念。
せめてこの2種類の3軸台車だけでも
部品として販売してくれたらよいのに。
でも積極的にサードパーティを潰しにかかっている
KATO君のことだから意地でもしないだろう。
マシの屋根も残念ながら一体成型。
ただイメージ把握は悪くはない。
手前のハネも屋根の色以外、以前の単品と
何ら変わらない仕様。
だからこれだったら単品販売を強く望む!
大体すべての人がフル編成を欲しいわけではないし。
後ろは有井改造の戦前型。
こうして並べると有井のC59も
かなり弄ればKATOの戦後型と並べても
そんなに違和感ない。
鳴り物入りで発売されたKATOのC59。
でもこうやって見ると何だかイマイチ似ていない気がする。
末期の呉線のC59とかC62って
いつも錆と埃でかなり茶色っぽく
汚れていて
客車も煤でかなり真っ黒に汚れているイメージが強いので
やはりランボードの白線も含めて
製品はこざっぱりしすぎているのが原因かもしれない。
とりあえずC59は2両買ったので
この1両はこのまま分解して
かなり強めのウェザーリングをしようかと思っている。
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