TR52A
小田原駅構内が暗くってぶれてしまっているが
オハニ3611の旧型客車に不釣り合いな軽量台車TR52A。
当初は暫定的に鋼体化前のTR11を履いてオハニ63として出場したが
すぐに最新鋭のTR50に準じた子の台車に履きかえられた。
オハニ36が他の鋼体化客車と違って幹線優等列車用として
作られたあかしでもある。
TR50と言えば基本的にその軽さに不釣り合いな硬いバネ定数の
枕バネを使っていてあまり乗り心地が良くなかった台車であるが
このTR52Aは少し柔らかい枕バネを使っているのであろうか。
TR23H
オハ472246が履くTR23H。
もともとはスハ43としてTR47を履いていたが
オハネ17用に乗り心地の良い台車であるTR47を提供し
廃車発生品のTR23(恐らくスハ32系列よりと)を譲り受け
それをコロ軸受化して誕生した台車形式。
TR23には軸箱の取り付け方にバリエーションが見られるようで
これは改良型であるの後期型から改造されたタイプみたいだ。
TR47
スハス422234が履いている台車はTR47。
軸箱支持機構としてコロ軸受をウィングばねで支えるという
贅沢な作りで旧型客車の中でも格段の乗り心地を提供していた。
TR47は枕バネの数がTR40の4本に対して枕バネが2本。
欠点はその重さでありそれは前述のオハ47等のように
台車をはき替えるだけで1ランク下の重量になる程。
この台車を履くスハ43より台車をはき替えたオハ47のほうが
末期まで残っていた台数は多かったようであるが
スハフに関してはもともと重量がスハより重かったためと
オハネ17用のTR47は必要数に達したため
台車振替化による軽量化車は存在しない。
またその重さ対策としてウィングばね部分を軽量化した後期型
というべきものもあったがこれは恐らくオリジナルのもの。
レトロ横濱号でこの3種類の台車をはき替えた車両を乗り比べてみたが
路盤が現役当時よりはるかに良いためなのか
TR47もTR23Hも非常に重厚で今の電車(E231等)にない
落ち着いた乗り心地でどちらも区別がつかなかった。
TR52Aのオハニに関してはE231みたいに
細かい縦のピッチが多少感じられ他の3両と比べると
少し雑な乗り心地だった。
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