久しぶりのNネタ。
しばらく放置状態の有井C53を塗装前まで完成させた。
しばらくぶりなので改造箇所はすべて記述する。
有井の製品の初回生産分より。
ご存じ梅小路のC53 45であるがこの時の製品は
昭和36年に一度だけ行われた復活運転のときを
モデルにしたようで煙室前部の手すりなんかも
現在の原型のものとは違う形である。
有井製品のC53はもともと実機がボイラーが太いためか
意外とよく出l来ていてディテールも程よい感じである。
しかし緩すぎる前部ランボードの傾斜がそのシルエットを
実機のイメージから遠ざけているのでそこから手をつけた。
ランボードの折り目の裏にPカッターで慎重に筋をつけ
少しずつ角度を変えていってイメージの角度にした。
またあんまりな?前照灯はKATOのC57一般型のものと交換し
車高もダイキャストを削って1.5mm程下げた。
キャブも下辺を1mm弱切り詰め、後ろ側の窓枠も削って
C53の大きな窓が開いている雰囲気に近づけてみた。
煙突も内側をドリルでさらって薄くしてある。
前部のダミー連結器は有井のものは実感的ではないので
余っているKATOのD51のものに付け替えた。
C53は戦争の混乱の残る昭和25年早々に全廃となったため
あまり質の良い写真は残っていなくて現役時代のイメージは
イマイチ湧くことは少ないがその不鮮明な写真たちと
天賞堂のHO製品と昭和36年復活写真等を参考に
軽くディテールアップを行った。
この小改造の効果は絶大でイマイチ似ていない有井のC53が
どこから見てもC53だろうという姿に出来上がったと思う。
後は塗装を待つのみだが戦前のきれいな姿にするか
戦後すぐの疲弊しきった姿にするのかまだ未定。
またナンバープレートも書体など気に入らないので
交換を考えているがまだ手に入っていない。
以前にも触れたダイキャストの経年変形具合だが
鑢で削ったり何とかごまかしいまだに一応調子よく走る。
TOMIXから32系客車が発売されるがこいつはやはり
ナカセイ(ハセガワ)の製品やGMのキットに
キングスの屋根を載せたりしてずらりダブルルーフの
客車を引かせてやりたい、しかも長編成。
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