<模型>
これはJR九州色に塗り替えられていたものを
原型復帰?させたもの。
大元はKATOのグリーンライナーの初回ロット品。
KATOの急行型は後期になって前面ガラスが
Hゴムの印刷の入ったものに変わったが
Hゴムの表現がどぎつくなる嫌いがあって
この初期のロットのHゴムの印刷のないほうが
すっきりしていてかえって雰囲気が良いような気がする。
JR九州カラーの475系もTOMIXなどから製品化され
JR九州カラーの急行型も実車も定期運用がなくなり
模型もだいぶ前の改造なのでリニューアルした。
ただ色替えだけでは面白くないので
前面の手すりの別体化、ベンチレーターの別体化
ついでに検電アンテナの交換、非冷房化して
昭和40年代初期の新製間もないころの453系とした。
タイフォンはスリットタイプに変えて位置も少し修正した。
ただ修正跡が少々残ってしまったのが残念。
また常磐無線アンテナは銀河のパーツ。
ダミーカプラーのTN化も併せて行った。
床下機器は非冷房時代の資料がイマイチ見つからないので
見つかり次第と言うことで457系そのまま。
屋根もイマイチ仕上げが足りないようなので
そのうちやすりがけしなおす予定である。
昭和43年から46年にかけて日立、石岡と茨城に
住んでいて、東京に出かけるときはいつも403系の鈍行ばかりで
なかなか急行「ときわ」には乗せてもらえなかった。
しかし一度だけ急ぎの用事があったのか
「ときわ」に乗せてもらえて、空気ばねの乗り心地や
待避している鈍行の追い越しなど感動した覚えがある。
この車両を作っていてそんなことを思い出した。
このときまだ急行の冷房化が始まったばかりであり
新製冷房者の455系や457系は抑速ブレーキの関係で
勾配の多い東北筋に集中配備され、
平坦な常磐線は古い451、453系だった。
したがってその時乗った急行「ときわ」は
普通車はこのような非冷房の姿だったはずである。
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