baoshiさん所のBOOTHから九州鉄道ブリル客車のキ3Dットを買った。の
キットの内容はこの通りで
3D一体成型の車体に3Dの妻板を接着して
3Dの屋根をねじ止めするもの。
車体はこんな感じ。
この車両、九州北部に路線を広げていた九州鉄道が
明治の末期にアメリカに豪華列車を発注して
完成して日本に届いたときには
国策で九州鉄道は国有になっていて
結局ほとんど使用されずに幻の豪華列車となった一連のブリル社製の客車のこと。
戦前から散発的に話題になっているがその実態は
残された図面とわずかな写真から推測するしかなく
実写も早々に検測車などに改造されてしまって
その色すら様々な説がある。
原信太郎氏が作らせた一番ゲージ(45mmゲージ 1/32)が有名だが
これは原氏の完全な創造とあこがれの仕様と色となっていて
これをもとにしたJR九州のリゾート列車ともども
この色仕様ではないらしい。
これが妻板。
結構基本型客車と同様な雰囲気である。
ということでいろいろ考えたが
最近のメジャーな説である青ということにした。
色はクレオスのインディーブルー。
なぜか座席車だけ白と思われる帯がウィンドシルの上にまではいっているので
座席車2両は白を吹いてからブルーを塗った。
床のベーク板の台車の穴はなぜか車体と合わなかったので
少し切り刻んで短くした。
途中からはこのように穴を楕円に広げて対応することに。
トラス棒は左右が3Dパーツで真ん中の部分だけ
0.5の真鍮線を差し込み用になっていて
強度と見た目のバランスをとっている。
塗装中、裏から見るとこんな感じ。
独特な形のステップとバッテリー箱なのか水タンクなのかは
3dパーツ。
ステンドグラスはモデルワークスのHOのコピーを
解像度は非常に低いがクリアデカールに印刷して
透明プラに貼ってみた。
なかなか良い感じではないか?
幌はそのままつけてつなげると隣同士でぴったり繋がってしまい
直線しか走れなくなるので
このように削って半分くらいの長さにした。
数少ない展望車の写真を見てもデッキ柵はどう見ても白でしょう
ということで黒、青、白の2回マスキングすることに。
でもこんなイメージかもしれない。
ということで完成。
2等車、ブオロ1
1等車 ブオイ1
食堂車 ブオシ1
寝台車 ブオネ1
こいつだけはどうやら窓割が違うようだ。
そして殿の展望車 ブトク1
九州鉄道では特別車という種別らしい。
ブはブリルのブのようだ。
この車両たち、展望室にはグランドピアノがあったらしく
ここで完成にしないで
キットの仕組みてきにはあまり考慮されていないが
車内まで再現してみたい。
まさに幻の列車、こんな感じで数日間の作業で
手に入れることができるなんてbaoshiさんに感謝です。
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