GMの80系の1次車キット。
昔は車体も組み立てるタイプだったのだが
塗装済みキットとの兼ね合いからか
今は車体一体成型の(屋根板は別)キットになっている。
1次車とは言ってもこの6両キットには
正面が3枚窓の1次車と俗にいう湘南顔の2枚窓の
3次車(2次車)が1両ずつ入っている。
ちなみに妻板の窓の形態は小さな1段窓の1次車である。
したがって2枚窓の3次車は妻板に目をつぶらねばタイプになってしまう。
(中間車は全部1次型)
いずれも昭和32年以降に始まった更新車ということで
戸袋窓やドア、前面窓がHゴム化されたバージョンなので
湘南準急だと153系化される直前の姿となるが
恐らく153系化までには更新車のほうが少なかった模様。
なのでこのGMの国電前面パーツについている
原形顔(右から2番目)を使う。
そして
原形化に必要なパーツは
キッチンの80系初期型戸袋窓枠パーツと
タヴァサの1000mmドアパーツ(3枚ガラス)。
前面パーツに合うようにキットの顔をおそぎ落として接着。
こういった改造は一体成型車体だと非常にやりにくい。
ドアと窓枠もこのように適時車体をくり抜いてつける。
加工完成、折角なのでタヴァサの手すりパーツも使う。
昔のキットに付属していたシールから
湘南準急のヘッドマークを綺麗に切り出して
薄いプラバンに張り付けて車体に取り付けて完成。
湘南色の塗分けも晩年や更新後とも異なっていて
やや野暮ったさの残るものなのがまた良い。
更新前の80系は屋根布が屋根中央部しか張っていなくて
張り上げ屋根になっている(雨樋は普通の場所)
妻板は目をつぶったので正確には3次型タイプ。
モハ80もクハ86に合わせてこちらも
屋根布がセンター部が妻板まで張ってある3次型(タイプ)に
屋根配管、ランボードはエンドウの16番ゲージの完成品を参考にした。
妻面もタイプなのでこの辺は凝り始めると
いつまでも完成しないのであっさりしたものとした。
右側はKATOの最新の80系の飯田線セット。
原形の窓枠だがGMそのままだと少し枠が分厚すぎるので
もう少し削って薄くしたほうが良いかもしれない。
そこはまた次回への宿題。
そしてこのキット、3枚窓と2枚窓が1両ずつという仕様になっている。
昔の板キットの時はどちらも作れるような仕様になっていたのだが
面倒な3枚窓更新車が勝手についてきてしまう。
これも原形仕様にする準備はできているのでそれはまた次回。
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