碓氷鉄道文化むらに保存されているマイネ4011の
車内公開が久々にあるというので行ってみた。
さすがに野外展示なので厳しい状態だが
予算の範囲内ではあるのだが
順次塗り替えられたりはしているみたいだ。
隣のD519と同時の公開で
基本的に感染症対策のためか2,3人ずつの
案内となっているみたいだ。
で早速中へ。
残存デッキよりのトイレと洗面所は
引退して工事車になった時に
つぶされて理念置き場になっている。
そして旧開放寝台側へ潜入!
プルマン寝台の座席兼ベットは外されて
畳敷きになっていて
更に上段寝台も外されているが
それ以外の雰囲気はマイネ40のときのまま。
と言うよりも2等級制になった後の
マロネ40時代の内装である。
ちなみに日本最初の蛍光灯装備車のはずであるが
蛍光灯類は当時のものからは取り換えられている模様。
このベットに腰かけて昭和30年ころの
1等寝台車の旅気分にしばし浸る。
冷房車のため窓は2重窓。
現役時西陣織だったカーテンは
さすがに変えてある模様。
更に残念なことに車軸式の冷房装置も
工事車になった時に取り外されてしまっている。
開放寝台室を出て
旧喫煙室と専務車掌室へ。
喫煙室の椅子は当時のままみたいだが
専務室は壁が取り払われて机が置かれていた。
そして個室へ。
ここももう旧1等寝台車の雰囲気そのものが残っている。
そして個室の中。
末期は二人用個室3室が使用されていたのであるが
工事車になった時に
ベットは外されて畳敷きになって
上段寝台も外されたのは
開放寝台室と同様だが
洗面台がないのはしかたないが
かつて1級国民の乗った雰囲気は十分感じられる状態。
そしてこの部屋の先はトイレと理念があったのだが
工事車時代に撤去されていて荷物置き場になっていたようだ。
と言うことで何回も並びなおして乗ってしまった。
寄付箱もあったので1000円ほど寄付して
なんか上級国民にちょっと浸った気分で
碓氷を後にしたのである。
コメントする