今回のお供はヤリス。
BC用の荷物いっぱいなのでちょっと広さ的に役不足感。
高速で朝里で降りて吹雪で視界ゼロの地蔵峠を越えてキロロへ
キロロはやや風強く晴れたりふぶいたりの不安定な気候。
一旦宮古島マグロ船長のカズモリ親子とレストランで合流。
もう船長親子はあまりの寒さに滑る気はないので
挨拶だけで解散。
キロロゴンドラへ
ちなみに4時間件で6千円オーバーでちと高い。
山頂。マイナス15度で異常に寒い
朝里岳までシールで登ろうと思っていたが
この天気と寒さと視界なしなのでやめた。
でもゲートは開いているすごさ。
ゴンドラ脇のこちらのゲートへ。
カチンコチンなベースの上に積もった新雪が
完全に食われつくされていてただたんに滑りにくいだけだった。
なんと高速フード付きペアリフトがある。
やはり山頂部は異常に寒いからであろう。
結局あまりの寒さで今日は2時間ほどで退散。
なんとも高いリフト券であった。
夜は倶知安の山岡家でラーメン。
今回の宿泊はひらふゲレンデ街の少し先の
マッチャハウスという全個室のゲストハウス風宿。
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二日目(1/18)
ニセコ地方は昨晩から結構雪が降って
今日は段々晴れてくる予報でまさにTheDay!
チセヌプリのゲレンデ跡のキャットツアー(1日88000円なり)で
席が空いていればいくらかでキャットに乗せてくれるという情報で
まったく日本語が通じないこの案内運転手?に交渉したら
2人で3千円でOKというのでラッキー、乗せてもらうことに。
当然キャットの乗客は全員外国人。
日本語は全く通じない。
片言同士で何とかコミュニケーション。
10分ほどでゲレンデ跡トップへ。
標高差で200mくらいは稼げたことになる。
ゲレンデトップからいきなりちょっと下るのだが
シール付けたままの下りは少々難しい。
下ってからシールを付けるという手もあったが。
この通りゲレンデトップですら新雪は
もうどれだけ深いのかわからないほど積もっている。
緩い丘をまずはチセヌプリに向かって進む。
このトレースは先ほどキャットに乗っていたうちの
2人組がつけたもの。
完全にほかのトレースは見当たらない。
チセヌプリの斜面に差し掛かったとことから
今来たトレースを見下ろす。
正面の多少木の生えたの小山の頂上がキャットを下りたゲレンデトップ。
この辺で五色温泉とパノラマラインの分岐点の除雪終了点から
登ってきた人たちが合流してきて追い抜いていく。
最初に追いついてっ来た二人組はなんと日本人(八雲の人)
今日出会った数十人の中で唯一の日本語を話せる人であった。
そしてキャットから先頭でずっとラッセルで登っていた
2人組が頂上について滑ってきた。
完全ノートラックのうえこのものすごい深さの深雪!
だんだん急になってきて切り返しが多くなってくる。
背景はビーナスの丘とシャクナゲ岳。
快晴になった。
ゲレンデトップから2時間ほどで
チセヌプリ山頂到着。
すでに5,6人ほど南面を滑って行ったので
南面のメンツルは左側あと少しだけ。
ここからシャクナゲ方面も考えたが
西側斜面は昨晩の強い西風で少しクラストがかっていたので
ふかふかな南面を下りてキャットで2時間稼いだので
ニトヌプリも行っちゃおうということに。
さてわくわくのモードチェンジ。
風もあまりなく結構快適。
さあチセヌプリの斜面へ!
少し雪質は重めというより
深すぎて深すぎてイマイチスピードがでない?
あみこ選手、こんな深さ!
ウィーシュプール。
向かって一番右2本。
そしてあっという間に除雪されていないパノラマラインに出た。
ここで軽くパンで昼食をとって。
下から上がってきたこの人たちも
当然のように英語で早口で話しかけてくる。
今度はニトヌプリの斜面へ移る。
だんだん木が少なくなって山頂方面が見えてきた。
見えているのは山頂でなく1段下の大岩。
下りも大岩のこっち方面へ下りればツリーランで
そのまま降りられる。
チセヌプリがドカン!と。
滑ったのは左側を向いている南面。
もうシュプールだらけで隙間がなくなっている。
こちら向きの東面も何本かシュプールがついているが
途中から深すぎて進まないのかずっと真っすぐ!
シャクナゲ岳もちょっと顔を出している。
完全無木立になって頂上までもうすぐ。
パノラマラインから2時間
ついにニトヌプリ(南峰)も制した。
一番左がニトヌプリ(本峰)、順にイワオヌプリ、アンヌプリ
気温は低いが(ー12度)風もなく日差したっぷりで
ゆっくり景色を楽しみたいのだが
そろそろ時間も無くなってきたので
モードチェンジしてすぐに下る。
ニトヌプリはチセヌプリより心なしか深雪が浅く
しかも隣の山なのにかなり軽かったので
気持ちよく滑って
確信犯的登り覚悟シュプールに騙されて
大岩の左に行ってしまって
とりあえずウィーシュプール。
ここも向かって右2本。
トラバース気味に滑って粘ったが
最後の最後にシールを付けて
距離で数十メートル登り返すことになった。
(ちなみに深雪が深すぎてスキー担いで
ツボ足とかだと胸まで潜って無理。)
別に何気なく登っているが
登攀道具なしで手ぶらで新雪滑るボーダーとか
このリスクを考えてください。
ツボ足だったらあと数十メーターの距離の登り返しができなくて
救助要請になります。
無事にパノラマラインの除雪終了点に到着。
そのままスキーで滑っちゃえと思っていあたら
やはり地元のガイドさんに怒られたので
15分くらい板を背負って歩く。
まあ下り出し思ったより楽だった。
無事朝キャットに乗り込んだチセヌプリの駐車場に到着。
そして車で30秒ほどの雪秩父の温泉へ。
さっぱりしたら
倶知安の街へ出てこの中華料理屋へ行ってみた。
(ひらふのスキー場街はどこもすごい行列だし)
ノンアルで反省会
そして意外といっては何だが
本格的な中華で結構満足であった。
そして明日19日は宮古島船長を初のBCへ連れていく約束。
天気予報はイマイチだが
最終日20日は暖かくなる予報だが
天気はまあまあ。
さてどうなるであろうか
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