2時間ほどで予報通り吹雪はやみ晴れ間が広がってきた。
尾根の雪切れやブロック崩落もなく
順調に進む。
振り返ると荒沢岳が山頂まで見えている。
道行山は少し山頂だけトラバース。
一旦下って再び小倉山へ上り返す。
左の駒ケ岳は前駒直下くらいまでは見えているが
山頂部はずっと分厚い雲の中。
雲が近づくというより雲の中へ入っていく。
段々北寄りの風が強くなってきた。
雲の中突入。
強風吹雪で予報では回復傾向と言っても
ぞろぞろと先行者が引き返し始める。
ここでシートラアイゼンにスイッチ。
GPSを頼りに前駒を通過、そして腿までのラッセル急斜面で
右側の草付きを目印に急斜面を上り詰めると
駒の小屋が突如霧の中から現れた。
この辺が一番天気悪い。
この上はもう危険地帯なく回復予報なので
少々補給後スキーを履いて登り始める。
ちなみに小屋の水場は氷を割ったら
ジャバジャバ流れています。
たびたびコース確認しながらでも
小屋からは30分くらいで
ついに越後駒ケ岳山頂到着。
下から7時間近くかかって到着。
ガスでたびたびコース確認を強いられるうえ
アイスバーンのち腿までのラッセルなので
仕方ないであろう。
頂上付近は風も穏やかで
視界がないのを除けばそんなに天気悪くない。
結局スタート地点では車7台いたが
山頂まで来たのは我々二人のみ。
そして30分くらい頂上を満喫後
登りのトレースをたどりながらガスの中下り
(結局下りは小屋見つからなかったが)
前駒に到着、ここからはもうガスもなく
青空ものぞいている。
登り返しのついでに道行山の山頂行ってみた。
正面の越後駒ケ岳山頂はやはり分厚い雲の中。
明日は季節外れの超絶絶対パウダーだろうなぁ。
結局我々が十数人登った中での下り殿なので
あまり期待していなかったが
柳沢が重めながら結構なパウダーで
まだ食われてない斜面も残っていて楽しかった。
滑ってきた柳沢を見上げる。
沢の喉部分はお決まりのデブリーランド。
慎重に間を通過する。
そして息の林道に合流
いつも雪が切れちゃうこの夏道水場付近も
今年は何故かたっぷり雪着いている。
予定より30分遅れの16:30
無事銀山平石抱橋到着。
やはり越後駒ケ岳は山頂だけ分厚い雲かぶっている。
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