いろいろ想定外のことがあって
結局スタートが8時前になってしまった。
時間的に山頂は厳しいか?
奥只見シルバーラインが18時以降通行止めなので
ここには17時前には戻ってこなくてはならない。
越駒は遠い(写真の一番右の山)
40分くらい川沿いの林道を遡る。
最初から暑い!
柳沢を超えて尾根にとりつく。
あまり広い尾根でもないので
シートらで上るほうが多分速い。
ついでに帰りに下りるはずの柳沢の
ルートインスペクションも上からする。
3月に入ってからの異常な温かさのためか
尾根上はところどころ
大規模なブロック崩壊がおきていて
ところどころ夏道もたどりながら
登るので思ったより時間がかかる。
ちらちら先行パーティーが見える。
やがて尾根が広がり斜度も緩んだので
再びシール歩行に切り替える。
道行山。
ここからしばらくは尾根沿いのアップダウン。
小倉山をトラバースして
徐々に斜度が急になってくる。
先行パーティにだいぶ追いついてきた。
ここで出発してから3時間半。
まあ順調にいけば山頂まで行ける時間。
前駒への登り。
だんだん斜度が上がっていくが
前駒まではシール歩行で行ける。
ちなみに雪はかなりザバザバで
ツボ足だと股まで潜ってかなり歩きにくい。
ズボズボの腐れ雪なので
旧斜面はジグを切って登るのだが
雪がどんどん崩れていくので
あんまり気持ちよくは登れない雪質。
前駒に到着。ここで先行パーティに追いつく。
ほぼ予定通りの時間なので時間的にはOKなのだが
この先はこのようにルート上は
大規模なブロック崩壊でひどいことになっている。
ここから先は足跡やシュプールが全くない状態。
先行パーティーはここで引き返して下りて行った。
試しにブロック崩壊の下を左に回り込んで
左の沢まで行ってみたが
雪が斜度もありまたザボザボすぎてシール歩行は無理で
股まで潜るザボ雪をシートラで上がるしかなさそうだ。
技術的には可能のようだが
時間的には相当かかりそうなので
今回は我々もここを最高到達地点として下ることにした。
その代わりに少し時間的に余裕があるので
白沢を下ることにした。
上部で妖怪板つかみに片スキーを外され
3回転するというハプニングもあったが
このようにデブリも上部は小規模で
快適に下る。
白沢下部は結構沢割れも進んでいる可能性も高いので
ここ屈曲部から道行山へ
標高差400Mを登り返すことにした。
上のほうはそこそこ急なのでシートラで。
途中ヘルメットがなくなっていることに気付いて
見つからないだろうと思いつつ
下って探しに行ったら
途中で顎ひもが枝に引っかかって止まっていた。
無事ヘルメットは回収できたが
20分くらい時間をロスした。
ロス時間を除き1時間くらいで無事道行山直下に到達。
ここから行きの稜線をしばらく滑り
例のブロック崩壊の少し上から
柳沢へドロップ。
ここは結構楽しい斜面だった。
あっという間に川沿いの林道に到着。
ここ湧き水(水場)のところは
雪がついていないので10mくらいスキーを
外して歩く。
広い川、四方は真っ白な山
といういかにも奥只見と言った風景に
しばし休憩。
行にあまりの暑さに外して
そのままどこかにいってしまったフェイスマスクが
奇麗なままで落っこちていたので無事回収。
これでこの山に落し物はすべてなくなった?
時間的には普段だったら全然余裕な時間に
石抱橋まで戻ってきた。
無事石抱橋のWC到着、
普段だったらこれで終わりなのだが
今日はここからもうひと仕事が待っているので
先を急ぐことにして
とりあえず今回の越後駒ケ岳BCスキーは終了。
前駒から上ももう少し雪が落っこちて落ち着けば
少し上りやすくなるかもしれないので
この春もう一度くらい越後駒ケ岳行けるチャンスは
あるかもしれない。
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