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いよいよ屋久島最後の日
予報以上に天気は悪く
朝から本降りの雨。
今日は白谷雲水峡をクールダウンもかねて
宮之浦の町から車で20分くらいでこの景色 |
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入り口で環境協力金500円払って整備された道を登り始める
(これは昨日登山口で払った屋久島登山の協力金とは別)
雨もあり渓谷内はかえって素晴らしい景色
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ここは巨大な屋久杉の切り株が非常に多い
すべて江戸時代以前に切られたもので
その数と大きさに圧倒されてしまう。
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くぐり杉
いわゆる倒木更新で巨大な倒木の上に若木が育って
若木が成長するにつれて倒木が失われて
このような状態になったもの
ここ以外にも屋久島にはこの形態の杉が非常に多い。 |
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3-40分くらいで白谷小屋
雨もザーザーぶりなので少し一休み。
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そこからさらに進んで七本杉。
途中で折れた主幹を補うように
7本の枝が出ているのでそう呼ばれているらしい。
白谷雲水峡を代表する過ぎの一つなので
ここまでは登ってきた。
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昨日のタクシーの運転手が
天気悪ければ太鼓岩行く価値はないよと言っていたので
ガイドツアーなどはみんな上に上がるが
ここで引き返して
今度は原生林歩道という道を通る
登ってきた道は楠川歩道
途中渡渉が4か所あり
案内板には本格的登山道なので注意と書いてある。
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そして直ぐに奉行杉
これも幹回り8m級の
超大物杉である。
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三本槍杉
古い杉の上に槍のように3本の
若杉が立っているからだと思うが
よく見ると4本槍のような気がする。
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ここは楠川歩道にもまして
巨大な屋久杉の切り株や倒木が多い
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この木なんかは
もとは相当な大木だと思うが |
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渡渉地点も雨で水かさが増して
結構わたりにくくなっている。
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三本足杉
これは倒木更新の跡ではなく
岩を巻き込んでいたのが
何らかの理由で岩が流されて
このような三本足状態になったそうだ。
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2時間近くかかる原生林歩道のトリは
この2代大杉
いわゆる切り株更新で出来た杉であるが
胴囲4.4mとなっているが
切り株を巻き込んでいるので
その部分は実際はその倍くらいの太さになっていて
かなり大物の屋久杉の一つである。
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1時間半ちょっとで楠川歩道に合流し
今度は弥生杉コースへ
ここはもう完全に道が整備されて
ハイヒールでも歩ける
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弥生時代からこの谷を見守ってきた
白谷雲水峡の主、弥生杉
白化した幹からは何か特別なものが発せられているようで
下から道が整備されている(階段含む)のもあって
ここで手を合わせているお年寄りも多かった。
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と言うことで午前中で山を下り
いよいよ屋久島も終わりと言うことで
宿に帰って登山道具の整理などをして
そのあと屋久島を少し観光。
まずは宿の隣の屋久島環境村文化センターへ
これは雷で裂けてしまった本物の屋久杉で
室内にあればこのままでも腐ることはないそうである。
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レンタカーは19時までなので
島内を遠征
ずっと山の中の植物ばかりだったので
亜熱帯の気分をと志戸子ガジュマル公園へ
防波堤沿いの狭い道を通って
しかも駐車場も数台分しかないところだが
入れ替わり立ち代わり車が来て
意外ににぎわっている |
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1周15分もかからない小さい公園(有料)だが
思ったより楽しめる。
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そして昨日に続いて300円温泉。
今日は大浦の湯。
海沿いなのに携帯も通じない場所で
15時頃だったのもあって誰もいなかった。
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何気にオーシャンビューの浴室
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温泉から出たらこんどは
猿とシカに会いに西部林道へ
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自転車で走ったのとは逆に島を回り
屋久杉資料館へ
縄文杉の実物大の垂れ幕
下のテーブルと椅子と比べると
本物でtしゅた割らなかった大きさが良くわかると思う。
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屋久杉を切り出すのに使ったチェーンソー
長さ2mくらいある。
ちょっとだけ持ち上げられるようになっているのだが
持ってみると思ったよりはるかに軽い。
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電動化以前の屋久杉を切り出す道具類
最初はノコがなくって右の斧のような道具を使ったそうで
もう少し時代が進むと真ん中の大きなのこぎり状なものを使ったらしい。
左のほうのものは切り出した杉の
皮をはいだり平木にしたりする道具。
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折れかかって危険な状態になったため
切り出した紀元杉の頭頂部
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そしてここちらは2005年に
雪の重みで折れた縄文杉の枝
枝の年齢はおおよそ1000年だそうで。
縄文杉が1000歳か2000歳位のときに
生えてきた枝だということになる。
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縄文杉発見の報を伝える新聞。
縄文杉張りに拡大された新聞の大きさにビックリ。
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実際に木のブロックを持って
重さを体感できるコーナー
一番右が屋久杉なのだが
予想外に屋久杉が
ダントツで一番軽い。
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と言うことで空港前まで戻って来て
レンタカーの返却なのだが
こんなキャンペーンをやっていて
宿泊証明と施設利用証明2個をもらってきたので
レンタカー代が現金で5千円もキャッシュバックしてもらえた。
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島内だけで48時間で237kmは
結構走ったほうか?
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そして空港まで送ってもらって
丸2日間屋久島のいろんなところへ導いてくれた
日産ノートは行ってしまった。
ここからバスで宮之浦の宿に帰る。
実際唯一の19時まで営業というメリットは
享受することなく返却できた。
空港までの往復面倒だがまあ路線バスものんび乗れたし。
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宮之浦の宅配便の営業所に行って
これで必要なくなった登山道具一式を自宅へ送る
翌日海の荒れで鹿児島息の船の屋久島2が
欠航になったようで荷物の到着が予定日より1日遅れた
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宮之浦は食堂兼飲み屋が数件、あとは焼肉屋とか
あまり色が充実した町ではないのだが
夕食はもう車ないので夜に郊外のホットモット行けないので
街中のここまで自転車で行って夕食。
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屋久島と言えば首折れサバかトビウオだが
首折れサバはシケで不良のためナシ
結局とんかつにしてしまった。
今旅程で初めての外食?
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ちなみに3泊した宿は
宮之浦港のすぐそばのこの民宿。
町まで少々歩くが港は目の前
24日も朝は雨なのでこの地にあったのが助かった。
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室内は古いが清潔感のある6畳間。
何かのキャンペーンでトイレバスなしだが(風呂は共同シャワーのみ)
個室利用で3泊で8400円だった。(多分普通だと1泊7千くらい)
民宿の和室なのに部屋に冷蔵庫があるのが屋久島っぽい。
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と言うことで怒涛の忙しさの屋久島3日間は終了