秋色の仙塩尾根

2001年9月22,23日


仙丈中腹より甲斐駒ヶ岳 広河原から朝一番のバスに乗って北沢峠へ。
小雨の北沢峠から約1時間。
大滝の頭からはようやく視界が開ける。
雲間から甲斐駒ヶ岳が顔を見せてきた。
雨はやみ急速に青空が広がってきた。
小仙丈からは富士山、北岳、間ノ岳の背比べ。 小仙丈ヶ岳より
甲斐駒と鋸岳 北沢峠から2時間強。
仙丈ヶ岳の山頂も近い。
振り返ると藪沢カール越しに
甲斐駒ヶ岳とそれに続く鋸岳の稜線が・・・。
仙丈ヶ岳の山頂直下からほとんど人のいない仙塩尾根へ
大仙丈ヶ岳で昼食をとって、尾根沿いにどんどん南下する。
仙塩尾根からは小太郎山を従えた北岳がずっと見える。
この角度の北岳は仙塩尾根を通った物のみが見ることの出来る特権。
仙塩尾根より北岳
仙塩尾根より仙丈ヶ岳 振り返ると大千丈カールを従えた仙丈ヶ岳。
南アルプスの女王(千丈)と哲人(北岳)を見ながら
やがて尾根は森林限界に突入、一転して深き森の中へ
仙塩尾根はあまり人が多くないので、道は柔らかく足に優しい。
南アルプスの森林と腐葉土の感触を楽しみながら
伊那荒倉岳、横川岳と過ぎ、野呂川越えから左に折れ
道は急降下して、7匹の猫と楽しい女小屋番のいる両俣小屋へ。
翌23日、氷点下まで冷え込み左股は所々氷が張っている。
両俣小屋から小一時間で中白峰沢の頭取付点に付く。
そこからちょっと上流に行くとご覧のように
左股大滝が大量に水を吐き出している。
左股大滝
仙塩尾根遠景 取付点から道は急登となる。
深い森の隙間からは昨日歩いた仙塩尾根の全景が見えた。
約2時間の急登の後、中白峰沢の頭に着く。
甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳が北沢峠に対峙してそびえている。
甲斐駒と千丈
間ノ岳 中白峰沢の頭からは森林限界を超え
小一時間ハイマツと石ころだけしかない稜線散歩となる。
間ノ岳が中白峰の向こうに顔を出すようになると
まもなく小太郎尾根と合流する。
北岳山頂まで後わずか!
北岳山頂をピストンして広河原へ下ろう!