鋸岳遠景

岩岩岩!鋸岳縦走
2001年8月24日〜26日

-25日(後編核心部)-

鹿窓ルンゼ第二高点からちょっと戻って
信州側へ続いている踏み跡をたどり
第二高点の斜面を下降気味にトラバースすると
大ギャップから続くガレ沢に出る。
ガレ沢を渡り、10m位こわごわ下降し
右の絶壁をトラバースするバンドを渡ると
鹿窓から続くガレたルンゼに出た。
写真で見ると緩く見えるが
実際は完全に岩登りの領域。
鹿窓ルンゼ最上部を登る工藤。
ガレガレの崖を我々二人は
がらがらと落石を起こしながら登っていった。
最上部はご覧のように
残置ロープがあって一安心!
先行のおばちゃん二人と9藤が登るのまで
落石の避けられるところで待機していたが
すれすれの所を落石がうなりをあげながら
何度も何度も・・・正直怖かった。
鹿窓ルンゼ上部
鹿窓鹿窓で一休み
11:10、このルンゼを登り切り
鹿窓を潜って、反対側に出る。
反対側は木が生い茂った絶壁だったが
休憩できるスペースがあったので小休止。
一足先におばちゃん二人組が出発。
踏み後が見つからなくてかなり迷っている。
結局、踏み後が消えたところから
すぐ上の小尾根を越えるのが正解だった。
小尾根を越えると踏み後は
小ギャップに向かって急下降する。
ここからが問題の小ギャップの登り。
高さ10m位のほぼ完全な垂壁である。
幸いしっかりした残置ロープがあったので
気分的にはかなり楽だった。
でも9藤は結構腰が引けているような?
小ギャップ
第一高点 小ギャップを越えると大した悪場もなく
12:10、無事に第一高点到着。
程なくガスがかかってきた。
結局、第一高点まで晴れていたので
ほとんど道に迷わなかったが
ちょっと遅かったら危なかった。
とりあえず鋸岳核心部は終了した。
安心して昼食にする。
第一高点から10分ほどで
角兵衛沢のコルに着く。
ここから角兵衛沢の下降が始まる。
しかしこの広大な沢が頭台の石で
埋め尽くされている。
恐ろしいほどの岩石の供給量だ!。
遙か対岸には南アルプス林道が見える。
角兵衛沢のコル
戸台川15:30、遂に下降が終わり
戸台川の河原に出る。
河原で幕営する予定だったが
あゆはコーラが飲みたくて
9藤はビールが飲みたいと言うので
戸台の橋本山荘まで歩くことにした。
河原から遙か遠くになった
甲斐駒をバックに写真を撮る。
17:15、橋本山荘到着!乾杯!!!

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