北見峠(857m)

北見峠

国道333号線、上川町−白滝村界の峠。
石北峠の陰に隠れて目立たない峠では有るが、
道央からオホーツク海に出る北見道路として
古い歴史を持っている。
釧路監獄所網走分監(網走監獄)の囚人を
使い多くの犠牲者を出し突貫工事で明治24年に開通。
昭和32年に石北峠が開通するまでは国道39号だった。
昭和50年に再び国道に昇格。現在に至る。
ほぼ全線JR石北本線と平行している。

あゆがここを通ったのは1995年の秋だった。
上川から国道39号を離れ、天幕、中越と
石北本線と平行して静かな山間をゆったり道は続いていく。
(両駅とも2001年6月に廃止)
国道273と別れる当たりが上越駅が有ったあたり
ここから道は傾斜を増し、急カーブが連続する。
このあたり高速道路の工事が進んでおり今はどうなったことか。

オホーツク
国道とJRは2度3度と位置を変えながら標高を稼いでいく。
中越付近で特急「オホーツク」
白滝 峠はパーキングと展望台が整備されているが
展望はそんなに良くない。
峠を少し下ると、遙か谷底にトンネルから出てきた
石北本線が通っているのが見える。
やがて奥白滝駅(これも2001年廃止)、
ここから左の写真のように湧別川沿いに
、上白滝、白滝、旧白滝と雄大な景色が続く。
ただし白滝駅周辺を除いて人家はまるっきりない。