9月のオロロン街道快走
1997年9月初旬
3連休どうしようか・・・「北海道行っちゃえ」
と言うことで、3日間で何処走るとなれば
「オロロン吹っ飛ばすしかないでしょう」
稚内空港は東京直行便は昼過ぎの便しかないから走れるのは
実質2日間ということで1日平均165km走る必要がある。
しかももう秋で日が短い。
「もうもうロードレーサー持ち込むしかないでしょう。」
結局3連勝のフレームにスコットのDHバー付けた自転車。
フロントのギアのみちょっと小さくした。
ペダルはリッチーのSPD。
タイヤはケブラー入りのチューブラーと予備2本。
荷物はテントを含めて50lのザックに入れ背負うことに
9月13日
始発の飛行機で千歳に入り、快速で札幌に着いたのが9時
- 9:30 札幌発
- 自転車を組み立てて工事中の札幌駅北口に何故かあるテーブルチェアーでコーヒーを一杯。気合いを入れて稚内へスタート。
- 10:15 石狩浜
- 石狩大橋は例のジグザグの渡り板の隙間が異常に大きく。レーサーのタイヤがすっぽり入ってしまいそう。ブレーキが間に合わなかったので、ジャンプで間一髪クリア。危ないところだった。
石狩浜のコンビニでドロップハンドルのクロスバイクにやはりDHバー付けている人がいた。この人、速そうだったので「留萌まで一緒に先頭交代して行こう。」と声をかけたら、同意してくれた。これは心強い。彼はAyuAyuと同じ横浜の人間だった。
- 13:35 浜益
- 14:55 雄冬
- やはりDHバー付きの自転車2台で先頭交代して走ると速い。車速はメーター読みで常に35km近い。キャンプ用具一式積んだ自転車のスピードではない。あっという間に100km近く走った。
- 16:15 増毛
- 17:30 留萌
- 予定地留萌まであっけなく着いてしまった。
日暮れまでまだ30分くらいあるので15km程先の小平まで行くことにし、買い物をして、17:50日の暮れかかった留萌を後にする。
- 18:30 小平望洋台キャンプ場
- このキャンプ場、国道から坂をかなり登ったところにあった。ちょっと疲れた。
キャンプの申し込みをするために管理棟に行くと、今日が今年の最終日で、管理人さんは今年で引退と決めているので最後の日だそうで、「その記念にバーベキュー一式やるからテント張ったらここまでまた来な」と有り難いお言葉。早速管理棟で管理人さんを挟んで3人で最後の晩餐ならぬ最後のバーベキューと相成った。
それにしてもすごい量の肉だった。
本日の走行距離:148.8km
9月14日
- 9:00 小平望洋台発
- 昨日の人は日程に余裕があり今日はゆっくり行くと言うことで、1人での出発となった。
- 10:00 苫前
- 10:20 羽幌
- 追い風でスピードに乗る。メータ読み35kmキープ。
- 11:15 初山別
- このあたりは海岸沿いにご覧の通り見事なまでのアップダウン続くが、追い風に乗り気分良く走れた。
- 12:35 遠別
- 遠別の近くまで来たところで、晴天から一転激しい雷雨になる。まさにバケツをひっくり返したような雨。前が何も見えないので、とりあえず「道の駅遠別」で30分くらい雨宿り。すると嘘のようにまた青空になった。
- 13:50 天塩
- 天塩の手前で自転車の二人に追いつき、天塩の町でスクーターの人も混ざり長話をしてしまう。おやつを買った店の人が天塩の黄色い旗をくれた。
稚内のライダーハウス「駐車場」でまた会うことにして再び走り出したのは15:00だった。このままでは稚内に着くまでに暗くなるかもしれない。
- 19:00 稚内
- 暗くなる寸前に稚内に着いたのだが例のライダーハウスの場所が分からなくて、30分以上うろうろする。結局電話で場所を聞いてやっと分かった。約1時間遅れて天塩で会った自転車の二人連れが到着。スクーターの人は結局来なかった。
本日の走行距離:174.8km
9月15日
オロロン街道激走も終わり、今日は昨日会った二人連れと一緒にノッシャップ岬一周をすることにした。利尻を見ながらののんびりサイクリング。
稚内に戻り、二人連れはレンタカーを借りるというので、空港まで乗せてもらうことにする。
9月15日午後、全日空B767は静かに最北の街を飛び立ったのである。
本日の走行距離:20.3km
総走行距離:343.9km
こうやって北海道をロードレーサーで走ってみると北海道はキャンピング車やMTBよりもロードレーサーで走るのが一番気持ちいい様な気がする。タイヤトラブルももケブラー入りの物にすれば皆無と言ってもいい。北海道の国道は関東よりも道がいいのである。